こんにちは。
去年の夏にヤフオクで落札、購入したプロ用の遠赤外線ヒーター乾燥機。今まで使う機会がなく、ようやく先日使ったのだが、どうも様子がおかしい。
3つあるヒーターのうち端の一つは熱くなるが真ん中ともう一方の端のヒーターがあまり熱くならなかったり、時には全く加熱しないのだ。
購入先は名古屋の自動車修理工場だったが、引き取り時にテストした時は3つとも正常に加熱したのだ。
古いヒーターだ。もしかしてプラグの接触不良? と思い、劣化したプラグを新品に交換。全く熱くならないという症状はなくなったが、それでもその2つのヒーターは暖かくなる程度。熱くはならなかった。
考えられる原因はヒーターの劣化・故障、配線の接触不良・断線。
テスターを使って、配線の導通を一本ずつチェックする。
配線のチェックがてら回路図を描く。いたってシンプルだ。シンプルなものは故障しにくいはずだ。
配線は異常なし。となると残るはヒーターの劣化か?
いや、使っていないのにそんなに早く劣化するはずない。 テスターでヒーターにかかる電圧を測ってみた。
熱いヒーターは200V、ぬるいヒーターは100Vほどしか無かった。
どういうこと? これはもうお手上げだ。僕は電気の専門家じゃない。
いつもお世話になっているM電気のY部長に電話する。
Yさんはすぐに来てくれて乾燥機をチェックしてくれた。 乾燥機は三相200V。繋いでいる電源は三相200Vだ。
Y部長は僕が使っていた延長ケーブルの電圧を測ると、「あれ?変だな。」
Yさんは延長ケーブルを分解し始めた。
「あっ、これですね~。」
僕が使っていたのはTIG溶接機と一緒に購入した単相200V用の延長コードだった。つまり3芯のコードだった。三相のコードは4芯だ。僕はそれを知らずに使っていたのだ。
電気屋さんなら「なぁんだ」と、理解したことだろう。
Yさんは延長ケーブルのプラグの端子をつなぎ直して改造完了。
今度はちゃんと3つとも熱くなった。 ヒーターは壊れてなど無かったのだ。
電気の勉強をしなくっちゃ。