こんにちは。
左のクォーターパネルが外れた。すんなりとはいかなかったが、鉄板のたわみを利用して何とか外れた。
内側のシェル(正式な呼び名は知らない)は、ご覧の通りしっかり錆びている。決して濡れることのない内側の上の方までびっしり錆が。
多湿な日本に46年も置くとこうなるということか。
クォーターウインドウの下。シェルの鉄板に塗装された形跡はない。さすがに生鉄板ではないだろうが、メッキ鋼板を使っているのかもしれない。カラッとしたアメリカの内陸部ならこれで十分だったのだろう。日本の気候は想定していない。
内部の構造が良く分かる。
クォーターの上にはトンネル状の補強があって室内の剛性を高めている。
シェルの上の部分を室内側から見る。左がリヤガラス下のビーム。
内側のシェルにいろんな形の穴がいたるところに明いている。皆さん、何のための穴か分かりますか?
始めはサービスホールか軽量化のための穴かなぁと思っていたのだが、飛行機じゃあるまいし軽量化の穴な訳なかろう。
レストアを始めて気が付いたのだが、これらの穴は多分スポット溶接のための穴だ。この穴からスポットガンの電極を挿入して溶接するのだ。だからこれらの穴が無いとボデーが組み立てられない。
ワイヤーディスクサンダーで錆を取る。ディスクグラインダーではこれが限界。奥までグラインダーが入らないし、隅っこはワイヤーディスクが当てられない。
最終的にはサンドブラストでないと錆は取りきれない。
最初の写真と見比べて欲しい。サンダーで錆を取ったところ。
次は修復にかかる。