こんにちは。
前回の続きだ。まずは表の面板から作る。太い木の丸棒を使って鉄板を緩やかに曲げる。
オリジナルに当ててみる。ピッタリ合うが、気分が乗らない。このやり方がいいのかどうか?
気乗りがしないのでフランジ部分から作ることにした。
前回、透明塩ビ板を使ってフランジの形状を写し取った。
鉄板に写す。
曲げシロ分、大きく切って切り込みを入れ、パイプや丸棒を使った曲げ金型で曲げていく。曲げ金型は径の違う棒を使って4種類ほど作った。
正直なところを言うと、このやり方は僕としてはあまり好きではない。なぜならひずみの修正に手間がかかる上に、仕上がりがあまりきれいではないからだ。
どうしても溶接のアンダーカットが出てすっきりと仕上がらない。
それでも他に方法が無いからこのやり方で行く。
側面は滑らかに一枚板で作る。外から見える部分だからね。
フランジの下の部分。ここをオリジナルに合わせるのが難しい。腐食したオリジナルにはこの部分が失われて無いのだ。
下の部分を合わせるために他はまだ溶接しない。
オリジナルのポストに当ててみる。
この時点ではピッタリなのだが、そう簡単には出来てくれない。
このとき、僕の中である方向性がひらめいた。
今までの作り方をやめよう。