館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 クォーターポスト表板取付け1

こんにちは。

 

クォーター内部の防錆塗装が済んだのでいよいよクォーターポスト表板の溶接取付けにかかる。

新しく作った表板は予め防錆塗装をしておいた。強度アップのため、オリジナルよりも厚い1.2ミリ板を使って重量は644グラム。

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一方、腐食でペラペラになった板厚と、穴だらけになったためにオリジナルはわずか347グラムだ。

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ここでものをいうのがあらかじめ作っておいたロケーターだ。

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ロケーターを当てながら表板を仮固定する。

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目標はロケーターとの誤差0.5ミリ以内である。

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レストア経験のある板金屋さんから溶接は強めがいいとアドバイスをもらった。

融け込み不足より溶け落ちる寸前の方がしっかり溶接できるという訳だ。そうはいってもなかなか難しい。オリジナルは薄いのでうっかりすると穴が明く。

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ポストの付け根付近。一瞬の溶接なのだが溶け落ちること度々。

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こういう時は溶接強度を少し下げてやり直す。

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とにかく、ここは慎重にいく。