館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

未来の星

こんにちは。

 

きょうは隣町の寺津中学から1年生の生徒さんがやってきた。

いろんな職業の現場を訪ね、そこで働く人の声を聴く校外学習だ。

 

こういう依頼は仕事の手を取られるが子供たちの未来のためだ。よほど忙しくない限り断らないことにしている。

 

うちには女子生徒3人が来てくれた。本来は4人のはずだったが一人体調を崩して休んでしまった。インフルエンザでなければいいが。

最初に美術館の見学をしてもらって、その後で自分たちの感じたことを質問してもらう。

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寺津中学は市内では生徒数の少ない方の中学なので先生の指導が行き届くのか、毎回、礼儀正しいしっかりした生徒さんばかりだ。

 

質問内容は毎回似てくるのですらすらと答えられる。スフィアを作ろうと思った動機や、作品の中で製作に最も長くかかった作品は何かなど、当時を思い起こしながら答えていく。

 

ふと、気付くことがある。

当時の自分と今の自分が少しずつ変わっているのを感じるのだ。年のせいと言われればそれまでだが、作品に懸ける情熱や執念などだ。

生徒たちに説明する中で、自分自身にも「頑張ろうよ」と、当時の気持ちが語り掛けてくるのだ。

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質問が出尽くしたところで僕の方から生徒さんに質問させてもらった。

将来の夢や目標はあるかと聞くと、二人はまだ決まっておらず、一人は獣医になりたいと答えてくれた。

 

目標がいまあるにせよ無いにせよ、これからたくさん勉強して世の中に星の数ほどある職業の中から心底打ち込める仕事を見つけて欲しいものだ。

 

彼女たちの澄んだ瞳が未来を切り開いていきますように。