館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 クォーターパネルの修正 モールドピンの取付け3

こんにちは。

 

クォーターパネルにピン穴が明いたところでモールドピンを付ける。ピンの代用として使うのは薄平リベット。

最初は釘も考えたが、釘の頭のアヤ目がいかにも釘だ。マスタングの " M " 刻印は無いがリベットの方がスマートだ。

f:id:mikawakougei:20180208031745j:plain

 

オートポンチの先を尖りから平に替え、リベットを穴に打ち込む。このとき、パネルの裏に当て金を当てないとパネルがへこんでしまうので注意。

f:id:mikawakougei:20180208032244j:plain

 

打ち込まれたリベット。

f:id:mikawakougei:20180208032418j:plain

 

裏から見たところ。

リベットの先端がパネルからわずかに出っ張る方がいい。溶接の肉痩せを防ぐ狙いだ。

f:id:mikawakougei:20180208032800j:plain

 

裏側をTIG溶接する。この時、弱い電流で短時間(0.5秒程度)の溶接を時間を空け、何回かで完了するようにすると入熱が抑えられひずみを抑えることができる。

f:id:mikawakougei:20180208033322j:plain

 

ピン取付け完了。軸の円周で溶接されているためオリジナルよりも強いはずだ。

f:id:mikawakougei:20180208033512j:plain

 

満足のいく出来だ。

f:id:mikawakougei:20180208033730j:plain

 

クォーターパネルの修正はまだまだある。