館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

冬の塗装は止めた方がいい

こんにちは。

 

今年は記録的な大寒波続きで週末も大荒れになるらしい。

シティー瓦の塗装も1月の21日に下塗りをして以来、寒さと強風のため手付かずだった。塗装は5℃以下ではやってはいけないことになっている。

 

ここ数日、暖かい日が続いているのでその間に上塗りをしようと考えていたのだが、下塗り塗料の取説には1週間以内に上塗りするように書いてある。

それを過ぎてしまったらどうするか、メーカーに聞いてみた。

 

「塗装面が硬くなっていますので、サンドペーパーで目荒らしをして、高圧洗浄してからもう一度下塗りをしてください。」

え~?! あの広い屋根をペーパー掛けするの !? ジョーダンだろ。

 

そのとき僕の頭に「ミッチャクロン」が浮かんだ。一切ペーパー掛けなしで良好な密着が得られると能書きにあったからだ。ただし、

「フッ素系上塗り塗料はお問い合わせください」とある。

僕が使うのはフッ素系だ。

 

「エポキシ系下塗りはサンド掛けしてから塗ってください。」

能書きとちゃうやん。しかも勧められたのは「ミッチャクロンBK-X」。

また新しく注文しなくてはならなくなった。

 

屋根にひざまずき、研磨パッド極粗目の#80でスレート瓦を磨く。 大変な作業だ。

シティー瓦は粗悪品で、内部はパイのようにベラベラと崩れてくる。

下塗りのファイン浸透シーラーはシャビシャビの液体で固形分が少なく、表面付近に浸透するだけなので素地を強化するほどの力はない。

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寒波が去るのを待って高圧洗浄し、ミッチャクロンを塗る。

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よほどの事情がない限り、冬に塗装をしてはならない。

金も労力も倍かかる。