館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

天井裏の忘れ物

こんにちは。

 

先日取り付けたミュージアム3階の「月の鏡」。写真コーナーになっているのだが、ここで撮影をする人は少ない。

「月の鏡」が窓側に向かって取り付けられているので窓が鏡に映ってしまうのだ。

 

実は製作時から懸念していたのだけれど、やっぱりなと言った感じ。

そこで「月の鏡」と窓の間に衝立を立てて、窓の映り込みを無くすことにした。

衝立は多分10年くらい前に動画撮影の背景用に作ったもので、今までに使わずにいたものだ。

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取付けは床と天井にアルミアングルを固定して、そこに差し込む。

アングル取付けのために天井裏の下地を探す。天井裏の様子を見るために脚立に上がって点検口を開ける。滅多なことでは開けない点検口だ。

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LEDライトを持って中を覗く。断熱マットが天井裏一面に敷き詰めてあって、そのマットの上に丸い筒状のものが置いてある。ホコリがかぶって長年そこに設置してあるもののようだ。

だけど電気設備とはちょっと違うみたい。手に取ってみると・・、

なんとランタンだ。

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蛍光灯式で豆電球と切り替えスイッチが付いている。半透明のプラスチックフードは割れている。

スイッチを入れてみる。が、当然点かない。

電池を出してみると単一が4本、サビサビだ。

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電池はマイナス側から錆びるようだ。電極の緑錆をもらって緑色の粉が吹いている。

ナショナルブランドっていつまでだったっけ?

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新品の電池に換えてみたがやっぱり点かない。こうなるとなんだか直したくなる。

サンドペーパーで電極を磨き上げて調整したところ・・、点いた!

 

恐らく、ここの建物を建てた折、電気屋さんが工事に使ったものをうっかり置き忘れたのだろう。もしかすると17年前かな?

お返ししたい気もするが、今どき蛍光灯のランタンじゃね。

 

多分、処分させてもらう。