館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

テープLED

こんにちは。

 

ミュージアム3階には主に男性客を対象にしたガンミュージアムがあって、常時200丁あまりのエアガンやモデルガンを映画の登場写真と解説付きで展示している。

多分国内最大だ。

大小の展示台が16ほどあって、その全ての展示台に照明用としてスリム管とよばれる細長い蛍光灯が使われている。

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展示台の大きさによって7~8種類のスリム管が使われていて、切れたときのために常時在庫していなければならない。長さによってすぐに手に入るものもあるが、たいていは受注生産で注文してから2週間近くかかる。

そのためうっかり在庫を切らしたときにスリム管が壊れると商品が到着するまでの1~2週間照明なしで展示しなくてはならない。

しかもスリム管は長さによって3000円~8000円ほどもする。

それに輪をかけて寿命が短く、1年もたない。

 

前々から何とかならないかと思っていたのだ。

 

今回取り寄せたのは近年登場したテープLED。テープ状にLEDが並んだものだ。

5メートルで6400円。これをスリム管と同じくらいの長さに切断して電源線をハンダ付けする。真ん中にあるのはスリム管だ。

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点灯したところ。光量はスリム管に及ばないが消費電力は1/3程度だ。なにより紫外線がスリム管と違って出ないので展示物の退色が少ないはずだ。

スリム管は蛍光灯なので紫外線が多く、プリンターの写真など1年くらいでセピア色に色褪せてくる。

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テープLEDは5センチ間隔で切って使うことができる。但し、配線はし直さねばならない。

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ミュージアムで大事なのはランニングコストを下げることだ。

 

頻繁に交換を要する蛍光灯は出来るだけ早急にLED化したいと考えている。