館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

シティー瓦の塗装

こんにちは。

 

きょうセキスイシティー瓦の南斜面が塗装を終えた。実に半年がかりである。

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シティー瓦の評判は他のサイトでも見かけるが、内部からスカスカのボロボロになっていく非常に粗悪な瓦だ。

補修する手立てはなく、交換しか解決策は無いという。さりとてセキスイカスタマから提示された800万円超えの交換費用など、おいそれと払える額ではない。

そこで僕は根本的な解決にはならないと知りながらシティー瓦の塗装をすることにしたのだ。交換までの時間稼ぎである。

 

やり方はこうだ。

① まず高圧洗浄でシティー瓦を洗う。初めはデッキブラシでこすっていたが、とてもじゃないが、らちが明かないので高圧洗浄に切り替えた。これとてノズルが近いと瓦が崩れるのでちょっと遠くから当てる。

 

② 洗浄から丸一日以上乾燥させてシーラー(下塗り剤)を塗る。僕が選んだのはニッペファイン浸透シーラー。ボロボロのシティー瓦に浸透して補強にならないかと考えたからだ。(実際は大した補強にはならない)

シーラーは1日以上空けて2度塗りする。

 

③ ハケ塗りシーラーを塗る。

シティー瓦には無数のひびや割れができていて、そのままだとやがて瓦が分割してしまう。そこで僕は大きなヒビや割れにはグラスファイバーのシートで補強しながらハケ塗りシーラーパテで表面を塗り固めた。

 

④ 上塗り塗装。

僕が上塗りに選んだ塗料はフッ素系のニッペファイン4Fベストというカラーベスト用仕上げ剤で15㌔セット一斗缶入りが4万円超えの最高級塗料だ。

塗料代よりも手間の方が大事だと考えたのでなるべく長く持つ塗料にしたかったのだ。

これも一日以上空けて二度塗りする。

 

これだけ手間を掛けるのだから出来るだけ長持ちして欲しい。

その間に瓦交換費用を捻出するのだ。

 

僕が選んだ色はディープグレー。

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上品な艶があり、落ち着いた綺麗な屋根になった。

 

次は北側斜面に移る。