館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 左クォーターパネルエクステンション交換3

こんにちは。

 

左クォーターパネルエクステンションの交換準備が整った。何度も関係寸法を確認した。やり直しは避けたい。

いよいよ溶接というときは緊張するしワクワクもする。

 

溶接は100%成功するわけではない。アースの接触が不十分だったり一方の鉄板が厚かったりすると一見溶接できているようで実は不完全なことがある。フレームの不完全溶接は絶対に避けたい。

今回はどちらも新品の鉄板なのでスポット溶接を使うことにする。プラグ溶接に比べて入熱が少なく溶接ひずみがほとんど無いからだ。しかもオリジナル同様見た目が綺麗だ。

それでも溶接は遠い順番に行う。

f:id:mikawakougei:20180714025743j:plain

 

溶接部隣の壁にはゴム板を貼る。うっかり溶接チップが触れて穴が明かないようにだ。

f:id:mikawakougei:20180714025930j:plain

 

スポット溶接には体力、腕力が要る。溶接ガンが非常に重たいからだ。僕のスポット溶接機はヤフオクで落札した中古品でバランサーは無い。目方を測ったことは無いけれど多分10キロ以上はある。

片手での操作は到底できない。溶接部にチップを当てる位置出しだけでも渾身の力が必要だ。

全ての溶接が完了。テールパネルとは溶接しない。テールパネルは新品に交換するからである。

f:id:mikawakougei:20180714031059j:plain

 

ファクトリースポット溶接やプラグ溶接ほどの強度は無いためスポットの間隔をオリジナルよりも細かく取っている。

f:id:mikawakougei:20180714031249j:plain

 

次は塗装だ。