こんにちは。
この年代のマスタングは錆びやすい車種だ。特にトランク内とリヤホイルハウス周りはたいていの個体が腐食している。
中でもロッカーパネル最後尾とホイルハウスの溶接面は雨水が入りやすく、ここが無事な車はまず無いだろう。
今回はこの溶接面をシーラーで防水、腐食防止をする。
勿論ロッカーパネル内には「必殺錆封じ」を塗布、その上にエポキシプラサフを塗り、ウレタンの上塗りがしてある。そして溶接面にはスポットジンクを塗布、錆防止をしている。 が、ここまでしても合わせ面に隙間が全くないとは言い切れない。
そこで普通では絶対やらない作業、シーラー塗布を内側にすることにしたのだ。
スリーエムのシーラーを少量のシンナーで溶いて軟らかくする。こうしないとノズルから出て来ない。
これをシリコンチューブを付けた注射器に充てんする。チューブにはアルミ線が添わせてあって、好きな角度で固定できるようになっている。
ロッカーパネルの穴からLED照明、内視鏡を入れ、注射器のチューブを右端の穴から挿入、内視鏡を見ながらシーラーを塗り付け、さらに楕円穴からワイヤーの先に付けた筆で塗り広げる。
パソコン画面をモニターにして内部を見る。
チューブの先端をロッカーパネルとホイルハウスの隙間に当てて、シーラーを絞り出す。
それをワイヤー筆で塗り広げる。なかなか無難しい作業だ。うまく塗れない。(・_・;)
きれいにシーラーで埋まった溝。
内視鏡でしっかり塗れているか確認する。ここはロッカーパネル最後尾のホイルハウスとの穴。
ここまでやって防げない錆は仕方ないと思う。