館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

iPhoneXs VS ソニー4Kハンディカム まさかの結果

こんにちは。

 

ただいま先日撮影した動画の編集中だ。

正直、ここまでの差が出るとは予想していなかった。

ソニーはAV(オーディオビジュアル)の覇者であり、そのイメージセンサーには定評がある。中でも4Kハンディカムは今年発売されたばかりの最新機種だ。

 

今回ハンディ―カムを買ったのはホームページのプロモーションビデオ撮影用だ。iPhoneXsは今まで使ってきたiPhone4Sが古く、動作が遅くなってきたため息子に勧められて買い替えることにしたのであって、元々は撮影目的ではなかった。

 

当館の目玉である巨大万華鏡スフィアや彫刻鏡の部屋「四季」は暗いシーンが多く、感動的な作品でありながら写真に向いたシーンは少なかった。

今回プロモーションビデオを撮影するにあたり、その暗さが一番の気がかりだったのだ。

 

これは彫刻鏡の部屋の内部を動画撮影したものだ。

左がiPhoneXs、右がハンディ―カムだ。比較のため画像サイズを揃えている。

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その差は歴然だ。

ハンディ―カムは画像がざらつき、色の表現が荒い。グリーンの竹も明るい部分は白く飛んでしまい、顔も暗い部分は潰れ気味だ。

対するiPhoneXsは色の描写が細やかで、竹の緑も明るさの差があっても緑のままだ。

 

こちらはそれぞれのモニターの比較だ。

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これがハンディ―カム。モノクロのようにも見える。

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iPhoneXs。ちゃんと肌色が表現されていてモデルの表情も生き生きとしている。

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これを見た息子が大変なショックを受けていた。息子は大のソニーファンだからだ。

「ハンディ―カムはカメラ専用機。iPhoneXsはただのスマホだぜ。なのにハンディ―カムが負けてる。」

もちろんこれだけでiPhoneXsの優位を語ることはできない。ハンディ―カムには優れた手ぶれ補正があるし、光学ズームもある。明るい場面では差は無いかもしれない。

ただ、カメラが最も苦手とする暗い場所での感度と表現力に於いて、圧倒的な差が出たのは事実だ。ハンディ―カムは3センチはある大きなレンズ。かたやiPhoneXsは3mmほどの小さなレンズだというのに。

iPhoneXsのイメージセンサーはどこが作っているのだろう。凄い!

 

 

近頃「さすがメイドインジャパン!」というCMをよく目にする。

自画自賛もいいけれど、信頼のブランドだった「メイドインジャパン」の過去の栄光に慢心して精進することを怠ってはいないだろうか。

免振ダンパーの不正や自動車の燃費の改竄など、大手企業の不正は枚挙にいとまがない。

 

企業のモラルがおかしくなっている。