館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ラスト5秒

こんにちは。

 

きょうは全体的に若い女性のお客様が多かったです。^ ^

 

館内の巡回をしていると巨大万華鏡スフィアの入口で順番待ちの若い女性3人が何やら話し合っている。いずれ劣らぬ美しい女性3人だった。

どうやらスフィアの中での撮影の順番を話し合っているようだ。

 

僕が「よろしかったらお撮りしましょうか?」と声をかけると「いいですか?じゃぁお願いします!」という答えが返ってきた。

製作した僕だから、どこが見どころか一番よくわかっている。

 

サンゴ礁の海、深海のマリンスノー、そして宇宙の旅、ついにはビッグバン。

一つの万華鏡でこれほど劇的に変わる万華鏡は世界広しと言えど三河工芸ガラス美術館の「スフィア」だけだ。

だけどこのスフィアにはあまり知られていない第5のシーンがある。

それが澄み渡った宇宙だ。

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専門的な話になるが、宇宙はビッグバンという大爆発で始まったとされている。

ビッグバン直後の宇宙は膨大なガスとチリと光であふれ、膨張していた。それが何億年も経ってガスとチリは星となり宇宙は澄み渡って現在の宇宙になったといわれる。

 

スフィアの最後の5秒間は漆黒の闇に星が瞬く晴れわたった宇宙を現している。

この5秒間は星々の中にあなただけが浮かび上がる幻想的な空間。

 

ラスト5秒。それはいま、あなたのいる世界なのです。