館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

旨いそばを食べに行こっ!

こんにちは。

 

先日、中村西尾市長が自身のFBで記事にしていた蕎麦屋へ行くことに。

幡豆町にある " そば爺 よしみ " だ。

実はうちのカミさんが大のそば好きで、僕が行こうかと誘ったら待ってましたとばかり乗ってきた。

夜に行ったのでスマホのナビは見ていたけれど、うっかり通り過ぎてしまった。

店はとても小さいが、和風で古びた感じが蕎麦にぴったり。

 

店に入ると閉店近くという時間もあってか常連さんらしい男性客が一人。

「こちらへどうぞ。貸切状態だでね。(笑)」と大将。

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「実は西尾市長のフェイスブックを見て来たんですよ。」と僕が言うと、

「そうですか。そういうお客さんが3~4人来られましたわ。わしはそういうのやらんから分かりませんけど。(笑)」と大将が白い歯をこぼした。

大将の後ろでは大きな鍋にお湯が沸騰している。これまでに蕎麦屋はいろいろ行ったが目の前で茹でるのを見るのは初めてだ。大将に許可を得たうえで写真を撮らせてもらった。

目の前で寿司を握るのに似て、その味に期待が高まる。

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 麺は白い。一般的なイメージのグレーの蕎麦ではない。これは更科そばという。

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僕は蕎麦通ではないが、調べてみると

「 更科そばの原料とは

更科そばは「一番粉」と呼ばれる色白のそば粉を原料として作られています。これはそばの実を挽いた際に、一番最初に出てくる胚乳の中心部分のみを集めたものであり、色のついた甘皮が混ざらないため、蕎麦に仕立てても白くなるのです。他のそばとは少し違った原料を用いるのが特徴的ですが、その味わいと香りはどのように仕上がるのでしょうか。

更科そばの香りと味わいについて

先述しましたが、更科そばの麺は高級感あふれる白さが特徴的です。

高級そばとしての地位も確立している更科そばですが、色合いだけでその地位を勝ち取ったのではありません。そばらしい香りが少ない一方で、ほのかな甘みがかった味わいと、のど越し際立つ食感は、これまでに多くの美食家たちの舌を唸らせてきました。

人それぞれ好みがあるものですが、濃いめで甘みがあるつゆをつけて食べることで、更科そばの旨みをさらに引き出します。」

とある。

食べログなどの口コミを見てみると

「手打ちでは無いですから製麺処からの調達なんでしょう」などという書き込みがあった。

「大将が麺を打ってるんですか?」と念のため尋ねてみると、

「麺は機械で切ってるけど、こねるのはわしがこの腕でこねてるよ。で、そこの麺棒で延ばすんだよ。」

見ればお年の割にはずいぶん太い腕をしている。 口コミはあてにならない。(笑)

 

「麺の腰を出すには手でこねないとダメなんだよ。」

確かにここの麺は中華めんにも似た弾力と腰があり、ブチブチ切れる黒っぽい蕎麦とはかなり違う。

 

さらに口コミには

「星の散らばり一切見えず風味も感じられず・・・」とあったが、星とは前述の通り蕎麦の皮の粉なので更科そばには無いわけだ。こういう方はいわゆる「田舎蕎麦」をイメージしているのだろう。風味が無いと感じるのも前述の通りだ。

 

結論を言うと僕はこの蕎麦は好きだ。僕は4枚、カミさんは3枚ちょっと食べて二人で2300円。

安い!

中には14枚も食べたという強者もいる。

 

以前JR高島屋の蕎麦店で蕎麦を注文したらこの店の1枚ほどの麺と天ぷらが付いて二人で5000円近く取られた。

ここではふところを気にせず好きなだけ食べられる。蕎麦だけで満腹になったのは初めてだ。(笑)

カミさんもここのは美味しいと、帰る道すがら終始上機嫌だった。

 

次はかけ蕎麦でも食べてみようか。