館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

破風板の修理

こんにちは。

 

このところ世間ではレオパレスのみならず、住宅メーカー大手の大和ハウスでも耐火基準に満たない工事があったということで新聞をにぎわせている。

うちは積水ハウスだけれど今のところ不正は聞かれない。ただ、施工不良は少なくない。

 

劣化した屋根瓦の最後の1列を塗装中だが、破風板がめくれあがっているのを見つけた。

破風とは切妻屋根の端の部分で、屋根を真横から見ると山形に見える部分のこと。

その最上部付近。本来なら右の板と左の板が中央でぴったりと重なっていなければならないのだが、施工時に間違って破風板を短く切ってしまったのだろう。

これは下から見たのでは気付かない。

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重なり部分がほとんど無いためリベット止めが不十分で、台風などの強風でリベットが外れてしまったのだろう。

この二枚は他が固定してあるので引き寄せようと思っても動かない。

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横から見ると浮き上がってしまっている。このままにしておくとさらにひどくなるので修理する。

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二枚の破風板の隙間の倍、25ミリ幅の鉄板を黒く塗って二枚の破風板の隙間に挿入、ドリルで穴明けしてリベット止めをする。

何かの役に立つと思って買っておいたハンドリベッターがあったので、それを使う。

二枚の破風板と挿入した鉄板をクランプして穴明け、リベット打ちをする。

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しっかり止まるように6本で固定した。

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これなら大丈夫だ。

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あとは錆びないようにペンキで塗装しておく。