館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 右ドアラインの修正

こんにちは。

 

マスタングのレプロドアはクォーターパネルとラインが合わない。

マスタングにはドアウインドウやクォーターウインドウを縁取るように、5センチ幅くらいのへこんだラインがある。

このラインがマスタングのサイドビューをシャープに際立たせているのだが、肝心のラインが合わない。

ドアの後ろ端がクォーターパネルよりも少し幅が狭い。だからラインが続かず段になってしまうのだ。

まぁ、レストアラーにとってはレプロが販売されているだけでも助かるのだが、とはいえ合わないものは直したい。

f:id:mikawakougei:20190505011943j:plain

 

ドアに書き入れた白い線までプレスラインを下げる必要がある。

f:id:mikawakougei:20190505012933j:plain

 

このラインをいきなり叩くと恐らく線の下側が膨れてしまう。その膨れを出さないために押さえの型を作る。

プレスラインの下に離型剤を塗り、木枠を作る。

f:id:mikawakougei:20190513041448j:plain

 

エポキシパテをたっぷり塗って3.2ミリ厚の鉄板(取っ手付き)を乗せる。

f:id:mikawakougei:20190513042115j:plain

 

鉄板はバックアップ、パテで型を採る。

f:id:mikawakougei:20190513042233j:plain

 

この型を膨れ防止の当て金にしてラインを叩き出していくのだ。