こんにちは。
このところはっきりしない天気が続いているが、美術館隣の田んぼでは稲がすくすく育っている。
8月の日照不足がたたってか生育はいつもより遅れているようだが、深緑の原はよく整備されたゴルフ場のグリーンよりも美しい。
風が吹けば稲の葉が揺れて波のように風紋が流れていく。まるで風が見えるようだ。
教室のバックヤードに防草シートを敷き始めたのだが、どうも美しくない。
これなら雑草の方がマシかもと思ったりする。それに防草シートは蝉の発生を妨げるんじゃないかしら? だとしたら可哀そうだ。
都会では見られない季節の移ろいと豊かな自然を教室の窓越しに見られるなんて贅沢なことだ。
お客さんもこの眺めに癒されたり、カエルの鳴き声に感動してくれる。昔は当たり前だった景色がノスタルジックで希少なものになってしまった。
だから僕はこの辺りを開発して欲しくない。
中村市長ならこの気持ち、分かってもらえるかしら。