館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

マルチリンガルプロジェクト ナレーター依頼

こんにちは。

 

素晴らしい人に巡り合えた。

きょう、西尾商工会議所と西尾市国際交流協会の協力で紹介された中国人のリュウさんとニュージーランド人のシャヒンさん。

リュウさんは40~50代の女性で日本に来て20年以上になる。帰化して現在は日本国籍を持つ。

リュウさんは中国語(北京語)講座を持ち、通訳、翻訳家としても活躍していて今回のナレーターとしてはうってつけだ。

当初は若い女性のナレーターがいいと思っていたが、落ち着きのある優しい声のシニア女性もいいもんだと思ったのだ。

僕はお話していくうちにリュウさんの声に魅せられていった。

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僕が「これは詩です。だから直訳ではダメです」と言うと、

「分かります。例えば韻を踏むとか・・。」そう、美しい言葉で翻訳して欲しいのだ。

もっと言えばナレーションで観客を泣かせるくらいの心意気でやって欲しいのだ。

僕は、例えばテレサテンさんのようなセクシーで優しい語りがいい、とも希望を言った。

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一方のシャヒンさんは50代くらいの男性だ。だが、彼の奥さんが英語の先生をしているらしく、奥さんの代わりに僕の話を聞いてくれた。

彼は今回のプロジェクトに熱心で、スフィアや彫刻鏡の部屋のナレーションと音楽をUSBにコピーして持ち帰り、奥さんとどういう翻訳がいいか検討しながら練習してくると言ってくれた。

 

周りの人の協力でプロジェクトがどんどん盛り上がっていく。

スフィアや彫刻鏡の部屋のナレーションが英語や中国語で流れるなんてワクワクする。

 

僕のシステム屋の友人が、「外国語なんて今じゃ機械で出来るんだよ。そっちの方が楽じゃん。」と言った。

確かに今どきの翻訳ツールは自然な発音をしてくれる。だけど生の人の言葉のような感情は入ってこないのだ。品質第一の当館としては生の人の声にこだわりたい。

 

フォトジェニックなだけじゃない、新たな次元のスフィアに進化していくんだ。