館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

名作を聴く

こんにちは。

 

冬の夜長に名作を聴く。そんな気分で購入した日本の小説のCDセット。

先日、テレビのコマーシャルで宣伝していたのを聞き、小説などトンと読まない僕は、たまにはせめて耳で日本の良き時代の文学に触れてみたいと思った。

わずか数秒ではあったが、市原悦子さんの朗読が心にしみたのである。

 

何を隠そう、普段読書などと言うものはあまりしない。時間がないというとえらそうに聞こえるが、実のところ読書がそれほど速くない。だからまどろっこしくなるのだ。

 

夜長とはいっても僕にとって夜の長さは年中同じだ。

最近では夜は黙々とジオラマの基盤を作っている。この時間がちょっともったいない気がしたのだ。そんな時、このCDセットに出会った。

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僕はこのセットを宣伝しようなどとはサラサラ思わないが、僕はいい商品だと思う。少々高いがね。

実は小説は丸々入っているのではなく、ごく一部が抜粋、あるいは要約されて録音されている。

カミさんは「なんだぁ、ちょっとがっかり。」と不満げな顔をした。

沢山の小説が丸々入っていたらとてもこの枚数には収まらないだろう。

 

小説の一部ではあっても名優が感情豊かに読み上げる物語は情景や登場人物の機微が浮かんできて興味深く聴ける。

まだ聞き始めて間がないが、中でも僕が好きなのが渡辺篤史さんの朗読だ。活舌の良い凛とした声で耳に心地よい。

渡辺さん朗読の「不如帰」では思わず作業の手を止め、ウルっとしている自分がいた。

 

市原悦子さんの朗読を聞くのが楽しみだ。