館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

大忙しの休館日

こんにちは。

 

きょうは休館日。だけど実にたくさんの仕事をした。

初めはスフィアのシーン個別動作のスイッチ配線。配線そのものはシーケンス屋さんがやってくれたが、僕はシーンの細かな説明と立ち合いをした。

その中でひとつ追加されたのがワープのシーン。要は流星だけのシーンなのだが、ビッグバンの後の暗闇に流星だけが流れるとすごく迫力のある映像になるのだ。

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こちらが個別シーンのスイッチ。各スイッチのON、OFFの組み合わせで10通り以上の設定ができるのだ。

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次に「光彩」の修理。「光彩」とはステンドグラスのランプで高原の湖を描いているのだが、ただのランプではなく、高原のシーンが昼→夕暮れ→夜→朝と、シーンが変わっていくのだ。

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今回の故障はそのシーケンスが止まってしまい、次のシーンに移行しないのだ。

故障個所はどうやらマイクロスイッチ。接点が焼き付いてしまっているようだ。

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これを新しいものに交換。動作試験は明日だ。

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続いてジオラマのデパート改良。エレベーターの動きがぎこちなく、途中で引っかかってしまうのだ。これを改良する。

 

固定ピンを抜き、

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エレベーターのガラスカバーを手前に引く。

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そのまま下にスライドさせれば上のピンが抜ける。

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エレベーターは隣のエレベーターと糸で連結されているのだが、左の巻き上げ機用糸と引っ張りのバランスが悪いと箱が傾いてガイドレールとこすれるため抵抗が増して引っかかってしまうことがある。

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これを解消するために二本の糸を真鍮線で結束してやることに。こうすることで引っ張り力がエレベーターの中心にかかるため傾かずにスムーズに上下できる。

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はずだ。(笑)