館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

超大接近 木星と土星

こんにちは。

 

きょうはよく晴れた。夕方は雲一つない快晴だったが、星が見え始めるころになると雲が湧いてきた。

それでも南西の低い位置に木星土星の姿が現れた。

約400年ぶりの超大接近だ。電柱の斜め右上に見える星がそれだ。

寒い外での観測は少々辛いが、今回を逃すと2080年まで見られない。僕にとっては二度とないチャンスなので頑張って観測する。

 

iPhoneカメラで撮影した写真だが一つにも見える。

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もう少し拡大してみる。iPhoneカメラではこれが限界だ。明るい星と暗い星の二つに見える。

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天体望遠鏡を持ち出した。カメラマウントなど無いのでアイピース(接眼レンズ)にiPhoneカメラを近づけて撮るが、これが手が動いてなかなか定まらない。

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40mmのアイピースで撮る。約38倍だ。上が木星、下が土星だ。一つの視野に入る。

天体望遠鏡では肉眼で観たのと上下左右が逆になる。 木星にはたくさんの衛星が見える。

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もうちょっと拡大。ズームアイピースで撮ったので倍率は分からないが多分100倍くらい。

iPhoneカメラは暗い被写体を自動で長時間露光するのでカメラを動かさずに保持するのが難しい。200倍なんてズームしたら露光中に日周で星が視野の中を動いてしまう。

シャッターが長すぎるので星が露出オーバーで白くつぶれてしまっている。

それでも何となく土星の輪の感じが見て取れる。

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ま、きれいな写真は多分専門家がアップするだろうから僕としてはこれでヨシだ。

カミさんも望遠鏡を覗いて感激していた。

僕もカミさんもこれが見納めだ。

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一生の思い出になる。