館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

イモビライザーキー

こんにちは。

 

僕のホンダインスパイアはネットで探した中古だが、社長専用車だったのか、年式は古いものの走行距離はわずか3万キロ、内装も外観も非常にきれいに保たれていた。

僕は購入価格が安かったのでカービューティープロさんに依頼してピカピカに磨きコーティングしてもらったから新車みたいになった。

ところが、キーが1本しかなかったので、スペアキーを作ろうと思った。

 

このインスパイアのキーはイモビライザーキーといって、セキュリティーのICチップが内蔵されているらしい。 そのことは合鍵屋にブランクキーを買って持っていったときに知らされた。だからその時のブランクキーは使えず。

急いでイモビライザー付きブランクキーを取り寄せて合鍵屋へ。

「鍵のカットはしますが使えないこともあります」と念押しされたうえで依頼した。

 

まさか本当に使えないとは思わなかった。

なんと、キーが鍵穴の奥まで刺さらないのだ。明らかにカットの技術不足。

調べてみると裏表を分けている真ん中の線の厚みがオリジナルに比べて0.2mm厚い。

カットの深さが浅すぎたのだ。 カットのし直しは同じ料金がかかるという。

ブランクキーが4500円、カット料が3000円もしたのにもう一度買いなおしなんてできない。

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僕はこの厚みを同じにすべく、自分で削ってみることにした。

使ったのはミニルーターの砥石と、仕上げにサンドペーパー。拡大鏡を使って慎重に削った。

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この作業はなかなかする気になれず、作業を終えたのは鍵屋でカットしてもらってから半年後だった。

その甲斐あってキーは鍵穴の奥まで入るようになった。f:id:mikawakougei:20210209015455j:plain

 

キーを回す。セルは回るがエンジンはかからない。これがイモビライザーのセキュリティーなのだろう。

 

市内のホンダカーズへイモビライザーのID登録を依頼する。オリジナルキーとスペアキーを持っていく。キー番号を書いたタグが付いてなかったからだ。

 

「年式が古いのでうまくいくかわかりませんが・・。」と前置きされたが。

 

さすが本家のホンダカーズ。ちゃんと成功した。

 

これで万一キーを紛失してもクルマが使える。