館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

塗装ブース張替え完了

こんにちは。

 

塗装ブースの張り替えが完了して初めての塗装を行う。

最初の塗装はブースをあまり汚さないクリア塗装を選んだ。

今回塗装するのはエンジんをフレームに乗せるインシュレーター・エンジンマウントと、クロム仕上げのオイルパンだ。

オイルパンはクロム仕上げだが、水拭きすると写真のように水をはじく。ワックスが付いているのかもしれないが、このままでは塗料の密着不良を起こす。

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ところがこのワックス(油膜?)がしつこくて、シリコンオフで拭いたくらいでは全く歯が立たず、落ちなかった。そこで使うのがフェザークリーンというワックス除去のコンパウンド。これをスポンジに付けてごしごしこする。そして水拭きする。

これを2~3回繰り返してやっと落ちた。

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一方、こちらはエンジンマウント。プレスした厚鉄板をゴムでつないで振動を抑える部品だ。鉄板むき出しのままで、このままではすぐに錆びる。

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これらをシリコンオフで脱脂して塗装ブースに入れる。

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きょう塗るのはミッチャクロン。塗装の密着を良くするプライマーだ。

塗装の前に床にじょうろで水を撒く。ほこりが舞い上がって塗面に付かないようにするためだ。

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生鉄板にミッチャクロンプライマーを吹く。ゴムに付いても構わない。

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オイルパンは外側のみ塗装する。

クロム仕上げに塗装するの?と思うかもしれない。実はメッキ面には目に見えないくらいのピンホールが無数に明いていて、それが錆の原因になる。

早いものでは2~3年でぽつぽつと錆が出始める。

これを防ぐ目的でクリア塗装をする。

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クリアは明日吹くつもりだ。