館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

すごく頑張った休館日 最後はちょっと感動!

こんにちは。

 

きょうは休館日。

天気予報どおりほぼ無風。早くから起きて8時には消毒スタートだ。

f:id:mikawakougei:20210223010732j:plain

 

エンジンは数回でかかった。回転数がちょっと脈動するが原因が分からない。以前もこんな現象があったな。でも、そのうち収まったので問題なく運転した。

f:id:mikawakougei:20210223010819j:plain

 

まずは松が最優先だ。三脚に上がっててっぺんまで丁寧にかける。

松で一番怖いのがマツクイムシだが、アンプル剤を去年やったので3年くらいは有効らしい。とは言っても完ぺきではないので消毒が欠かせないわけだ。

f:id:mikawakougei:20210223011016j:plain

 

消毒はほぼ庭中全部と桜の木3本を含め1時間ちょっとで終えた。

案の定、9時を過ぎたころから風が出始めた。早く始めて正解だった。

 

汗と顔に付いた合剤を流すためシャワーを浴びて一休み。疲れた。

 

昼からは社務所だ。

町内会長4役が全員参加。まずは片付けと掃除を行う。

f:id:mikawakougei:20210223012458j:plain

 

用意しておいたスチール棚を組み立てる。

f:id:mikawakougei:20210223012635j:plain

 

棚に祭り等で使う備品を収納。

f:id:mikawakougei:20210223012754j:plain

 

棚は大小合わせて3台。まだ完全には整理しきれていないが、だいぶすっきりした。

f:id:mikawakougei:20210223012846j:plain

 

床の間も不要なので棚を作ってスチール棚を乗せた。全部収納だ。

床は奇麗にモップをかけた。日を改めてLEDシーリングライトをつける。

今日はここまで2時間半かかった。

f:id:mikawakougei:20210223012947j:plain

 

帰宅すると美術館の足場組立はまだ続いていた。

f:id:mikawakougei:20210223013315j:plain

 

何人かいる作業者の中にひときわ声が大きく、はきはきと返事をする人がいた。

大将と思われる職人の言うことに「はいっ! はいっ! ○○しました!」と大きな声で答え、てきぱきと動いていた。重たい資材を両手で抱え、大将に渡していた。

それは見ていて聞いていてとても気持ちの良い光景だった。

でも、その人は小柄でちょっと声が高い。

 

カミさんが「多分あの子女の子だよ。」と言った。

 

年のころは十代か、多くても二十歳そこそこに見えた。

失礼と思いながらも僕はその子に、「あなた、女の子?」と聞いた。

「はい。そうです。」と明るく答えた。

他の職人と同じようにヘルメットをかぶり、作業着の上着を着て、ジーパンの膝は破れていた。これはお洒落ではない破れだ。

そして鼻の頭は何かでこすったのか黒く汚れている。

 

「いい返事で見ていて気持ちがいいですよ!」と僕が言うと、「ありがとうございますっ!」と、真っ白な歯を見せた。

 

きっと普段ならおしゃれをして遊びたい年頃の女の子が、屈強な男性に混じって一生懸命働いている。

これからの日本を救うのはこんな女の子たちなのかもしれない。

 

頑張ってね。