館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

VR動画撮影1日目

こんにちは。

 

きょう、VR動画撮影の一日目。

VR動画配信はコロナ禍における美術館の一つのビジネス形態を模索するものだ。

配信の大きな目的は、遠方でなかなか来れない人、海外で日本に来られない人、あるいは何らかの障害があって来館できない人が当館に来館、巨大万華鏡スフィアにあたかも入っているかのような体験をしていただこうというもの。

動画は二つに分けられていて、一つはVRではなくスマホやパソコンで観られる2Dのもの。これはモデルさんを使いVRにいざなうPRバージョン。

もう一つは実際の美術館に居るような仮想体験ができる本格VR動画だ。こちらは有料配信となる。

 

今日撮影したのは主にPR動画に使う映像だ。

 

映像会社は大阪の業者さん。カメラマンは千葉の業者さんだ。

どちらも自家用車でやってきた。

カメラマンさんなど千葉にもかかわらず朝9時前には到着していた。

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360度カメラを使い、それをスマホでモニターしながらゴーグルの見え方をチェックし、最良の絵が撮れるよう研究した。これには僕もずっとアドバイザーとして参加した。

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取材のたびに感じることだが、ガラスの撮影は映り込みやカメラの感度、露出設定などとても難しい。

テレビなどの取材ではたいてい半日くらいで終わることが多いのだが、きょうは夜までかかった。

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シネアート、「ローマの休日」を撮影。これなども撮影の難しい素材だが、いろいろアングルを変えながら素晴らしい絵を撮っていた。

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夕方、早々とまん丸の月が昇る。満月は明日だ。

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そして引き上げていったのは午後8時過ぎ。あたりは月あかりで明るい夜だ。

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次回は5月に入ってから。モデルさんを招いて二日間かけて撮影する。

 

素晴らしい動画になりそうだ。