館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

やっとか目の趣味 リヤガラス磨き

こんにちは。

 

VR動画の撮影が終わって一段落。

愛知県が緊急事態宣言下にあって、来館者もさほど多くないため閉館後にはちょっぴり趣味の時間をとる。

やっとか目のレストア作業だ。

きょうはリヤガラスのクリーニングと水垢、傷取りをする。

 

マスタングのリヤガラスはレプロの新品がが発売されているが、オリジナルのような熱線デフォッガーが入っていない。

リヤガラスの曇りはエアコンを使えばいとも簡単に取れるので、熱線入りでなくでも不自由はしないが、ここはオリジナルどおり熱線入りを使いたい。

 

ならば今までついていたオリジナルガラスを使うしかない。

オリジナルガラスは汚れや水垢、傷でたいてい悲惨な状態になっている。

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まずはガラスをきれいにする。

縁にはウエザーストリップのゴムが劣化してプラスチック状になってこびりついている。 これをラッカーシンナーをティッシュペーパーにしみ込ませてしばらく当て、柔らかくなったところでそぎ落とす。

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全体を洗剤できれいにしてからランダムサンダーに専用フェルトバフを装着、水に溶いたセリウムをバフに付けて磨いていく。

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20センチ四方を目安に磨いていくが、範囲はだんだん大きくなってしまう。

水垢とかすかな擦り傷なら小一時間で取れる。

爪に引っかかりそうな傷はちょっとやそっとでは取れない。

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時間さえかければかなりの傷まで取れるが、それでも取り切れない傷はある。

そこは妥協するしかない。

 

1週間くらい毎日磨き続けるつもりだ。