館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

アクアの減光

こんにちは。

 

美術館に上がってすぐに目に入ってくる作品に「アクア」がある。

地下深くから湧き上がる泉をイメージした作品だ。

合わせ鏡の原理で泉がどこまでも深く続いているように見せている。

そのアクアの正面にも合わせ鏡を使った洞窟のイメージが設置してある。

洞窟の中で湧き上がる泉のイメージだ。

 

泉の照明はLEDを使っているが、洞窟は自然光を利用している。つまり、窓を利用して作品にしているのだ。

最近、昼下がりになると強い西日が入って展示室がかなり明るくなる。

カミさんが明るすぎるんじゃないか?と言うのだ。さらに夏ともなればここから入る太陽熱で冷房効果も下がる。

今回は窓から入る光を調節することにした。

 

一番室内側にあるステンドグラスを外すと奥に洞窟をイメージした鏡の彫刻がある。

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その鏡も外すと‥、

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一番奥にはスイングの縦窓がある。このガラスにB紙を貼って光を減光する。

B紙は二枚重ねにした。

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元通りに彫刻鏡とステンドグラスを戻した状態。

感覚としては半分くらいに減光できた感じだ。( 左 )

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このあと、右側も同じように行った。

きょうは曇りで西日が入らなかったが、明日、晴れなら明るさを見て、もし明るすぎるようならもっと暗く減光しようと思う。