館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

万華鏡の修理 オムニスコープ

こんにちは。

 

3階に展示してある万華鏡が壊れかけているのをカミさんが発見。

修理をすることに。

 

今回壊れたのはオムニスコープという万華鏡。

この万華鏡は4枚のステンドグラスホイールを回すことでさまざまに変化する美しい模様が見られる。

ステンドグラスはダイクロガラスを多く使った贅沢なつくり。

ダイクロガラスとは見る角度によって七色に変わる美しいガラスで高級ガラスである。

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壊れかけているのはそのステンドグラスホイールを収めているアクリルのケース。

アクリルの接着部分が取れかけていてぶらぶら状態だった。これをアクリル接着剤で再接着、補強も入れるという作業だった。

今回、ステンドグラスホイールの軸が抜けるのを防ぐボッチも接着した。これで当分は壊れないだろう。

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うちの展示万華鏡はお客様が手で操作することができる。

お客様の中には子供さんもいる。お客様が触るということは作品が壊れることがあるということでもある。

壊れたら直せなくてはならない。

決して乱暴に扱っていいというわけではないが、自分で直せるからお客様に触らせることができるのだ。

 

直せない作品は展示できない。