館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

テールライトレンズの塗装1

こんにちは。

 

マスタングのテールライトレンズは台形で三つのブロックに分かれた形が特徴だ。

このレンズ、71年~72年と73年式ではちょっと違う。

71年~72年ではアルミのベゼルに黒い塗装が施してある。

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それに対し、73年式には塗装がなく、アルミの地のままだ。

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僕のマスタングのレンズには擦り傷や割れがあって、磨いても古臭さは否めない。

そこでレプロの新品に交換したいのだが、レプロは73年型と同じアルミの地のまま。そこでオリジナルと同じように黒の塗装をしたい。

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塗装をするには塗装がかかってはまずい、レンズや黒以外のアルミ部分にマスキングをする必要がある。

ところがこのマスキングが、レンズが飛び出しているために非常にやりにくい。しかもうまくアルミにテープが密着しない。

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思い切ってプラのレンズとアルミベゼルを分解することにした。

レンズとベゼルはプラのダボが穴に通した後、熱で溶かして固定してあるので、その溶かしたダボをカッターの刃先で取り払う。

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プラのへらをレンズとベゼルの隙間に挟んで両者を離すのだが、これが離れない。

ゴム系接着剤で接着してあるのだ。

無理をするとレンズを割ってしまったり、アルミベゼルを曲げてしまうので少しずつ、一晩かけてゆっくり離す。ちなみにプラレンズの厚みはオリジナルの2.7ミリに対し、2.1ミリしかない。締めすぎに注意が必要だ。

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やっとの思いで離れたレンズとベゼル。

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接着剤が少なかったのが幸いした。

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これからマスキングにかかる。