館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

諦められない親鳥

こんにちは。

 

2週間ほど前から家の軒先、雨樋と雨樋カバーの間に小鳥が巣を作ったようで、親鳥の警戒声と雛がチーチー騒ぐ声が聞こえていた。

親鳥は頻繁に巣に餌を運んでいる様子で、特に夕方は雛の鳴く声が大きかった。

 

雨樋に巣を作られると樋が詰まって雨水が溢れるといけないので、巣を取り払いたいところだったが、雛が可愛そうなので、雛が育って巣立つのを待つことにしていた。

 

ところが、1週間ほど前の夜、大雨が降った。

あまりの豪雨に心配したが、その翌日雛の声はしなくなった。

 

その日は親鳥も来なかったが、その次の日から親鳥が寂しそうに軒先に留まるようになった。

 

僕も心配になって親鳥のいない時を見計らって脚立をもって樋の中を見たが、そこに雛の姿はなく、代わりに巣の残骸のようなものが転がっていた。

僕はその残骸は樋が詰まるといけないので捨てたが、雛のいそうな樋カバーの端は足場がなく危険なので見ることはできなかった。

 

そして親鳥はずっと夕方になると樋の周りに留まっている。

多分、雛はもう生きてはいないのだろうけど、親鳥はあきらめがつかないようだ。

 

親鳥が姿を消すのはいつだろう?