館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ターンテーブルの修理

こんにちは。

 

まったくもう、次から次へと。

 

2階を巡回中のスタッフから無線が入った。

「カエルが動かないそうです。」

カエルとは、シンクロナイズドスイミングという作品で、ガラスのカエルがストロボの発光と回転が同期することで泳いでいるように見える。

専門用語でゾートロープという手法だ。

簡単なたとえだとパラパラ漫画のようなものだ。

 

動かないというのはお客様からの指摘だった。

僕の中ではターンテーブルのゴムベルトが切れたか、モーターの故障のどちらかだろうと思った。

 

分解してみると切れていると思ったゴムベルトは切れていなかった。

左に裏返しになっているアルミダイキャストのターンテーブルに巻き付いている黒いベルトがそれだ。

 

それではモーターの故障か?

いや、モーターは回る。モーターのスピンドルにはおびただしいゴムくずが落ちていた。

よく見ると切れてはいないものの、ゴムベルトも一部摩耗していた。

 

ということは?

センタースピンドルを手で回してみる。

重い!

回らなくはないが、ゴリゴリした感じでとても重い。これではターンテーブルが回らないだろう。原因はこれだ!

 

センタースピンドルを外してみると下の方にねじが。

プラスチックのワッシャがかませてあるが、何のねじだろう。

 

ねじを外してスピンドルを上下に引っ張ったり回したりするとだいぶ軽くなった。

どうやらこのねじは給油口の蓋らしい。

 

考えてみれば僕がこのターンテーブルを買ったのが高校生のころ。

50年近く経っているわけだ。その間一度だって給油したことはない。

 

どうやらスピンドル専用のオイルがあるらしい。

この際新品のベルトに交換すべく、ベルトとオイルを注文した。

 

この修理、ちょっと時間がかかりそうだ。