館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

一日より長い30分

こんにちは。

 

最近首の痛みとしびれで整形に通院しているのだが、2か月たっても改善しない。

いや、むしろ症状は悪くなっているくらいだ。

 

整形の先生が、「悪い病気だといけないから精密検査をしましょう。」ということになり、紹介状を書いてもらって市内の病院でМRI検査をすることになった。

 

先生の言う " 悪い病気 " とは頸椎にできる悪性腫瘍のことだ。

実際、先生のクリニックでも年に1~2件くらい見つかるらしい。

頸椎の悪性腫瘍は首の痛み、首のしびれ、ひどくなると手足がしびれるようになるらしい。

僕の症状にもいくつか当てはまる。

 

МRI検査は以前腰痛でかかったことがある。

今回は頸椎のМRI精密検査だ。

 

検査機に入る前にトイレを済ませる。検査時間は30分ほどらしい。

検査着に着替えて耳栓をする。大きな音がするからだ。

 

そして検査台に横たわり、頭を両側から挟まれて固定される。その上から顔を覆うようにフルフェイスヘルメットのようなガードが顔の前に。

コロナ予防のためにマスクをしていたが、息苦しさに30分耐えられないと判断した僕はマスクを外させてもらった。

そして狭いМRIの穴の中に入る。

 

僕は特に閉所恐怖症ということはないが、30分動いてはいけないとなると心中穏やかでなくなる。

息は普通にしても構わないが、咳をしたり、深呼吸、あごを動かすことなどは禁止された。

そう思うと余計に喉がかれたり、痰が絡んできたりで息苦しさを感じる。

つばを飲み込むが息苦しさは解消されない。

右手には緊急時のブザースイッチを握らされているが、そんなの押したら検査が台無しになる。

 

ダメと言われると余計に動きたくなるものだ。

寝てしまえば平気なのだが、耳栓を通り抜けて太鼓のような、あるいはマシンガンの銃声のような大音量の音が聞こえてきては寝るどころではない。

 

僕はブログで一日があっという間に過ぎてしまうほど短い、とよく書くが、この30分は一日以上に長く感じた。

「終わりましたよ。」と検査技師が言った時はホッとしたものだ。

 

画像をCDにしてもらって整形の先生の所へ。

 

幸い悪性腫瘍ではなかった。

原因は頸椎の神経が通る管が、一部狭くなっていて、どうやらそれが首のしびれの原因らしい。

 

リハビリを続けることになった。