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館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

嬉しいこといっぱいの一日2 おもいッきりテレビのご縁

こんにちは。

 

嬉しいことはまだあった。

 

午後のローターアクトクラブ団体体験の真っ最中だった。

高校の同窓生が訪ねてきてくれたのだ。当時3年1組家政科の女子3人だった。

 

「いらっしゃい!どうしたのお揃いで。」と、僕。

 

「同窓会のDVDありがとう。このあいだ、同窓会に出席できなかった子も呼んで上映会やったの。みんな喜んでたわよ!」

やっぱりDVD送って良かった。お礼の連絡をくれるのは1~2割の友達だけだけど、それでも僕には十分だ。

「お礼を言おうと思ってサ、みんなを誘って来ちゃった。」

 

「ありがとうね。そんなに気を使わなくてもよかったのに。」と心にもないことを言う。

高校時代には憧れだった子やちょっと意地悪した子も今では男女を超えた友達だ。

あいにく体験指導の真っ最中だったのであまり長話もできなかったが、久しぶりに顔を見て気持ちが通った。

ほっこりした気分になり、その後の体験指導もおのずとフレンドリーになったようだ。

 

 

そしてこの日、一番うれしかったことがやってきた

時系列で行くとこれよりちょっとさかのぼって体験が始まる寸前のこと。

僕が奥で体験の準備をしていると受付けを手伝っていた娘がやってきて、

「おとうさん、以前テレビを見て館長さんにお目にかかりたいというお客さんが見えてるよ。」

こういうことは時々ある。受付に行くとカウンターの窓越しに20代半ばだろうか、若くてきれいな女性の姿があった。隣にはお母さんと思しき女性も一緒だった。

 

「館長の神谷です。ようこそいらっしゃいました。」 

女性は少し緊張した面持ちで笑顔で言った。

「初めまして。今から10年ほど前に「おもいっきりテレビ」で館長さんの出演された番組を見たとき、館長さんの言葉に感動しまして‥。ずうっと来たかったのですが、やっと来ることが出来ました。」

 

正確には9年前になるが、2017年6月26日に日本テレビの「午後は〇〇おもいッきりテレビ」という番組に出たことがある。

みのもんたさんがMC、カヨちゃんこと高橋佳代子アナウンサーがアシスタント司会を務めるカリスマ的バラエティー番組で、当時昼時の番組としては絶大な人気を誇っていた。

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この時のことは別の機会にお話ししたいと思うが、この「おもいッきりテレビ」の「今日は何の日?」のコーナーで " 世界最大の万華鏡のギネス認定証が届いた日 " 、という内容でうちの万華鏡が取り上げられたのだった。

なんでうちが?と思われる方もあるかもしれない。ネタ切れだったのかな(笑)

 

その中でドキュメンタリータッチで僕の半生と巨大万華鏡スフィアを作ったいきさつが描かれたのだ。もちろん前撮りだが。

 

「そうなんですか。それで僕は何と‥?」

女性は弾むような息遣いで話してくれた。

「館長さんが番組の中でおっしゃっていた『自分の作った作品に自分が感動できなくて他人を感動させられるはずがない。』という言葉がずっと頭に焼き付いていて、それでアートの道に進もうと思いました。」

「それは素晴らしいじゃないですか。で、今どんなお仕事に?」

「デザイン関係の仕事をしています。テレビを見た当時はまだ学生だったのですが、それから人を感動させられる仕事に就きたくて、今の仕事を選びました。」

感極まったのか、一瞬うるっとしそうになりながらも気を落ち着けてそう話してくれた。隣で聞いているお母さんもニコニコしている。

 

僕の新聞記事や出演した番組に感動したと言って下さるお客さんは今までにも沢山あったが、僕は有名な小説家や俳優さんでもない一介の工芸作家だ。

人の人生に影響を与えるなど望外の喜びである。

 

「お住まいはお近くですか?」

「私は三重県に住んでいるんですが、母が安城なのでこちらにはたまに来ます。きょうはやっとお目にかかれて感動しました。」

「いえいえ、こちらこそ光栄です。どうぞこれからも頑張ってくださいね。」

僕はそう言って、何度も振り向きながら出ていく二人を見送った。

 僕の心には後味の良い感動が残った。

 

彼女の作品はきっと多くの人の感動を呼ぶことだろう。