館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

浴室のあったか断熱

こんにちは。

 

きょうは美術館の仕事はそこそこにして午後から我が家の浴室断熱に取り組んだ。

自慢して言う訳じゃないんだが、我が家の浴室は広さが4畳半ほどある。

 

バブル期にTOTOのブローバスに「ブローバスV」という豪華なジェットバスがあった。僕はその開発に携わっていたことから、我が家にどうしてもブローバスVを入れたかったのだ。

そんなわけで広い浴室が必要だったのだ。

 

さて、浴室で最も断熱が悪いのはほかならぬ窓だ。

お風呂に入っていて濡れた手を窓際にかざすと、手から立ち上る湯気が窓側から室内側にたなびくのが見て取れる。

これはガラス窓の内側で冷却された空気がガラス面に沿って降りてきて室内側に流れ込むからだ。

 

まぁ、難しい話は良しとして、お風呂に入るまでが寒いので、窓断熱に取り組んだのだ。

 

ホームセンターに窓断熱用のプッチン(エアーキャップ)が売られているが、僕はもう少し断熱効果が高く、しかもスマートなものにする。

使うのはポリカプラダン。厚さ4ミリで二枚のポリカ板の間に空気層がある。

作業に先立ち窓部をクリーニングし、よく乾燥させる。

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初めにガラス引き戸用レールを両面テープで接着。

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一応採寸して図面も描いたが採寸誤差もあるためレールは一本ずつ現物合わせで切っては取り付けていく。 この時期は昼が短く、いつの間にか暗くなってしまった。

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採寸は当てにならない。サッシの形状は複雑で、しかも窓の造作は傾いていたりする。

寸法通りに切っているつもりでも、すき間が出来たり合わなかったり。

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なんとかプラダンを取り付けてみた。ポリカは硬く切るのが大変だ。

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窓の開閉部もプラダンを開閉式にする。浴室乾燥のためだ。

 

続きは明日。

カッコイイCM !?

こんにちは。

 

さっきヤフーのトップページを開いたら真っ赤なアクアに乗った金髪美人がカッコよく車をスピンさせてピタッと駐車させる刺激的なCMが目を引いた。

きょうはちょっと予定を変更してこのCMにひとこと。(笑)

 

youtu.be

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クルマから出てきたのがカワイ子ちゃんだったから許せるけど、これがリーゼントのヤンキーだったらどうよ。

こんなの街中でやったらアウトでしょ。

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テレビのCMならきっと小さな文字で「安全運転」の注釈が付くだろうけど、自動車の安全を推進すべき世界企業の自動車メーカーがこれを大っぴらにやるのはどうかなぁ。

 若者がマネするぜ。

 

最近トヨタはレクサスのCMといい、ドリフト運転をよくCMで使うよね。

運動性能がいいのをアピールする狙いがあるんだろうけど、サーキットでやるならともかく、ちょっとノリすぎとちゃう!?

 

モデルさんは素敵だけど、やり方はちょっとなぁ。

蔵の修繕 完了!

こんにちは。

 

蔵の修繕が完了した。

コンクリートで高い基礎を作り、その上に木材で骨組みを組んでサイディングボードを張るという、本来の土壁による蔵造りとは違うが、崩壊寸前だった工事前と比べれば綺麗なものだ。

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サイディングボードは塗装仕上げだが漆喰の白と少し違う。それに近くで見るとボードとボードの目地が見える。まぁ、そのうちうす汚れてきて気にならなくなるだろう。

マスタングと違ってそこまでこだわっていないのだ。(笑)

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内壁の白さがまぶしい。 ^ ^

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西側の柱は漆喰が剥がれ落ちていたため、漆喰で塗り直してもらった。

お世辞にも上手とは言えないな。

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こうなると西側の壁面の漆喰汚れが気になってくる。だけどこんな塗り、今どきの職人じゃ出来やしない。

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以前、我が家の男子はみんな蔵に入る、と書いたが、ブログを読んだカミさんが「何言っとんの。私も入ったワ!」となぜか威張ったように言った。

カミさんの在所にも作りの良い蔵があって、幼い頃、いたずらしておじいさんに入れられたらしい。 カミさん、やるじゃん。^ ^

 

どこも同じらしい。(笑)

1971 マスタングマッハ1 右クォーターポストの修復1

こんにちは。

 

クォーターパネルを外してみたら思いがけない腐食を目にした。

最初に目にしたのは真っ赤に錆びたクォーターポストの裏面だ。こんなの見せられて何もしないわけにはいかない。

中央のカメのような形をした鉄板は4.5ミリの板厚があり、中央に太い雌ネジが切られている。これはドアを閉めた時にドアを保持するストライカーというボルト状の部品をねじ込む相手だ。

本来の取り付け方とは違っている。取り外したことがある証拠だ。

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これから直すのは写真左側のポストだ。

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スポットカッターでスポット溶接部分を切ったものの裏板が取れない。 なにやら怪しげな溶接肉盛りの塊があるのでベルトサンダーで削ってやる。

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腐食で大穴が明いて修理のしようがなくなったので、とにかく溶接で肉盛りだけして表面を整えたのだろう。向こう側は無残な錆面だ。

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裏板が外れた。クォーターポストはドアを保持し、側面衝突にもある程度耐えられるよう裏板で補強してあるのだ。

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クォーターポストの裏面。白く垂れた塗料は、塗装を剥がした面が再び錆びないように僕がスプレーヤーでとりあえず塗装したものだ。あとでちゃんと塗装する。

裏板との合わせ面はご覧の通り錆で真っ赤。合わせ面は塗装されておらず、ここに雨水が侵入する構造になっている。マスタングの欠陥ともいえる設計の悪さだ。

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サンダーで錆を落とすと、やれやれ、錆クレーターだらけ。オリジナルを修復というレベルではない。

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ポストの下の方は悲惨な状態。奥の黒いものは新品のドアだ。ドアがお見通しになっている。(笑)

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涙ぐましいまでの補修の跡。穴埋めに次ぐ穴埋めで、ボコボコのハチの巣状態。

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とても1回の補修では無理。幾つかのパッチに分けて補修していく。 まずは一番大きな腐食部分を切り取る。

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切り取ったオリジナル(左)と作ったパッチ(右)。パッチの黒い線は曲げカーブの中心線。

パッチはオリジナルに合わせて曲面に曲げてある。

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補修の準備が整った。

嬉しいこといっぱいの一日2 おもいッきりテレビのご縁

こんにちは。

 

嬉しいことはまだあった。

 

午後のローターアクトクラブ団体体験の真っ最中だった。

高校の同窓生が訪ねてきてくれたのだ。当時3年1組家政科の女子3人だった。

 

「いらっしゃい!どうしたのお揃いで。」と、僕。

 

「同窓会のDVDありがとう。このあいだ、同窓会に出席できなかった子も呼んで上映会やったの。みんな喜んでたわよ!」

やっぱりDVD送って良かった。お礼の連絡をくれるのは1~2割の友達だけだけど、それでも僕には十分だ。

「お礼を言おうと思ってサ、みんなを誘って来ちゃった。」

 

「ありがとうね。そんなに気を使わなくてもよかったのに。」と心にもないことを言う。

高校時代には憧れだった子やちょっと意地悪した子も今では男女を超えた友達だ。

あいにく体験指導の真っ最中だったのであまり長話もできなかったが、久しぶりに顔を見て気持ちが通った。

ほっこりした気分になり、その後の体験指導もおのずとフレンドリーになったようだ。

 

 

そしてこの日、一番うれしかったことがやってきた

時系列で行くとこれよりちょっとさかのぼって体験が始まる寸前のこと。

僕が奥で体験の準備をしていると受付けを手伝っていた娘がやってきて、

「おとうさん、以前テレビを見て館長さんにお目にかかりたいというお客さんが見えてるよ。」

こういうことは時々ある。受付に行くとカウンターの窓越しに20代半ばだろうか、若くてきれいな女性の姿があった。隣にはお母さんと思しき女性も一緒だった。

 

「館長の神谷です。ようこそいらっしゃいました。」 

女性は少し緊張した面持ちで笑顔で言った。

「初めまして。今から10年ほど前に「おもいっきりテレビ」で館長さんの出演された番組を見たとき、館長さんの言葉に感動しまして‥。ずうっと来たかったのですが、やっと来ることが出来ました。」

 

正確には9年前になるが、2017年6月26日に日本テレビの「午後は〇〇おもいッきりテレビ」という番組に出たことがある。

みのもんたさんがMC、カヨちゃんこと高橋佳代子アナウンサーがアシスタント司会を務めるカリスマ的バラエティー番組で、当時昼時の番組としては絶大な人気を誇っていた。

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この時のことは別の機会にお話ししたいと思うが、この「おもいッきりテレビ」の「今日は何の日?」のコーナーで " 世界最大の万華鏡のギネス認定証が届いた日 " 、という内容でうちの万華鏡が取り上げられたのだった。

なんでうちが?と思われる方もあるかもしれない。ネタ切れだったのかな(笑)

 

その中でドキュメンタリータッチで僕の半生と巨大万華鏡スフィアを作ったいきさつが描かれたのだ。もちろん前撮りだが。

 

「そうなんですか。それで僕は何と‥?」

女性は弾むような息遣いで話してくれた。

「館長さんが番組の中でおっしゃっていた『自分の作った作品に自分が感動できなくて他人を感動させられるはずがない。』という言葉がずっと頭に焼き付いていて、それでアートの道に進もうと思いました。」

「それは素晴らしいじゃないですか。で、今どんなお仕事に?」

「デザイン関係の仕事をしています。テレビを見た当時はまだ学生だったのですが、それから人を感動させられる仕事に就きたくて、今の仕事を選びました。」

感極まったのか、一瞬うるっとしそうになりながらも気を落ち着けてそう話してくれた。隣で聞いているお母さんもニコニコしている。

 

僕の新聞記事や出演した番組に感動したと言って下さるお客さんは今までにも沢山あったが、僕は有名な小説家や俳優さんでもない一介の工芸作家だ。

人の人生に影響を与えるなど望外の喜びである。

 

「お住まいはお近くですか?」

「私は三重県に住んでいるんですが、母が安城なのでこちらにはたまに来ます。きょうはやっとお目にかかれて感動しました。」

「いえいえ、こちらこそ光栄です。どうぞこれからも頑張ってくださいね。」

僕はそう言って、何度も振り向きながら出ていく二人を見送った。

 僕の心には後味の良い感動が残った。

 

彼女の作品はきっと多くの人の感動を呼ぶことだろう。

嬉しいこといっぱいの一日1

こんにちは。

 

きょうは嬉しいことがいっぱいの一日だった。

午前も午後も団体体験の予約で休む暇もなかったが、終わってみれば心地よい疲労感とともに幸せな気持ちが残っていた。

 

午前は手話サークルの方たちのステンドとサンドブラストの体験指導。参加者の半分くらいがろうあ(聴覚障害)者の方たちで、当初体験の指導説明が十分に伝わるかどうか心配だったので予約をお受けするか迷ったのだが、手話通訳が同行するからということでお受けしたのだ。

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見た目にはどの方がろう者でどの人が通訳か全く分からない。なので初めはどう接していいのか戸惑ったがとにかくスタート。

僕たちはあいにく手話など全くできないのだが、通訳の方の助けを受けながらなんとか進行。全員が無事作品を完成させた。

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おかげで終わるころには僕とカミさんも幾つか手話の言葉を覚えることができた。

「大丈夫」「ありがとう」「同じです(そうです)」「裏」「表」などだ。

不思議なことにそれを使ってろうの方たちとわずかながらも会話ができた時に言いようのない楽しさがあるのだ。

例えが適切でないかもしれないが、海外旅行で外人さんとコミュニケーションできた時以上にこちらが嬉しいのだ。

なぜだろう?

もう少し手話を勉強してみたいと思う体験だった。

 

 

午後はヤングの団体様。ローターアクトクラブの御一行様だ。

ローターアクトクラブとはロータリークラブの下部会でいろんな奉仕活動をする若者中心の会だそうだ。学生さんから社会人まで自由に参加できるという。

 

こちらもステンドグラスとサンドブラストの二グループに分かれて体験開始。

こちらはステンドグラスのグループ。おもに僕が担当。

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こちらはサンドブラストのグループ。おもにカミさんが担当。

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手と同じくらい口が動く。(笑)

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僕のことを「師匠、師匠。」と言ってくれたお嬢さん。

眉をひそめて‥、「ム、ムズカシイ!」

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僕は若者のお相手はとても好きだ。自分の若かりし頃を思い出すし、元気をもらう。

何より彼らをいっぱい応援してあげたくなるんだ。

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終わるころには全員と仲良し。何ともステキな若者たちだ。

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僕の楽しいこといっぱいの一日はこれで終わらなかった。

 

つづく♡

タウンエースがやってきた!

こんにちは。

 

先月末に三重県の鳥羽まで行って契約してきたタウンエースが20日余り経ったきょう、ようやくの納車となった。

契約した日も雨、納車の今日も雨。 このトラックときたら雨車か? いや日本車。

 

今回のタウンエースは新車ではない。前のタウンエースが新車で買って22年間乗り、それでも走行距離はわずか48,000キロ。まだまだ乗れたのに排ガス規制で西尾では乗れなくなったのだ。

余り乗らない僕たちにとって、新車などもったいなくてとても買えない。だから今回は比較的年式が新しくて走行距離の少ない程度の良い車を選んだわけだ。走行距離はまだ31,000キロだ。

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新しくてキレイだが前のタウンエースと比べて不満が無いわけではない。

一番の不満は運転席のシートがリクライニング出来ないこと。シート背もたれは切り立った崖のように垂直で少しも後ろに倒れない。長距離運転は辛いところだ。

カミさん曰く、「姿勢がよくなっていいんじゃない?」

 

二つ目の不満はラゲッジスペースが無い。前のはシートの後ろに20センチほどの隙間があって、そこへバッグやらちょっとした荷物が置けた。今回のにはまるで無い。

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さらに定員は2人。以前は3人乗りで、二人の時は中央がコンソールに早変わり。お弁当や飲み物が置けたのだ。

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良い面は前輪の位置が運転席より前になってドアが大きくなり、ドアガラスが全部隠れるようになって全開できること。以前のはガラスが10センチくらい下がりきらずに窓枠の中に残っていた。だからパーキングのチケットを取る時など苦労したのだ。

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残念なのは今回ラジオが無い。新車ではないので選べないから仕方がないが、あとから追加で付けたいところ。

 

まだ慣れないので不満ばかりが目立つが、これからはこいつといろいろ思い出を作っていこう。(笑)