こんにちは。
外はものすごい雷雨である。
午前中はどんより曇ったはっきりしない天気だったが、ラジオが西三河南部に雷雨注意報が出ていることを伝えた。西三河南部とは安城、西尾、碧南といったこのあたりのことである。
しばらくすると遠くで雷鳴が聞こえ始め、雨も降りだした。雨も雷もみるみる強くなり、傘を差しても外に出るのが恐ろしくなるほどだ。
僕の人生の中で雷なんて何度も経験しているが、今日ほどの雷は初めてだ。雷のゴロゴロという音量はたいていの場合一定ではなく、ときに止む一瞬もあるものだが、きょうの雷鳴はまるで大型ヘリが低空飛行を続けているように止むことが無かった。
クルマでお越しのお客様も車から出られないでいる。
お昼の1時ちょっと前だったと思うが、外で
シャー、バリバリバリ‥、ドガーン! というものすごい音がしたと思ったら床が揺れ、テレビもエアコンも一瞬で止まった。
停電である。
久しぶりの停電だ。僕はカミさんと交代の昼食を一人で摂っていた。
教室も美術館も照明、空調、展示物の電源全てが落ちてしまっている。
そして僕が午前中作業をしていたパソコンも停止している。古いパソコンなのでバッテリーはほぼ死んでいる状態で常に家庭電源で使っていた。
「ガ~ン!データーが消えた~!」休憩前に保存していなかった。Illustratorには自動保存機能が無いのだ。
そしてきょうは午後1時から蒲郡の折り込み広告社から取材の依頼を受けていた。
グーグルストリートビューのような館内の動画を取らせてほしいということで、3階だけ許可させていただいた。ところが電源が落ちていては展示物の撮影ができない。記者の女性は仕方なく帰って行った。
さらにきょうは午後からステンド教室の日だ。照明や電源が無くては教室が出来ない。生徒さんに連絡しようにも、皆さん名簿の電話番号は自宅だ。もう家を出ていて連絡がつかない。
カミさんも取材とお客様対応と、生徒さん連絡でパニック状態だ。
仕方ないこととはいえ、停電なんてあってはならない。それくらい困った災難だった。
長い停電が復旧したのは1時25分頃。教室の始まるほんの3~4分前だった。
すぐに広告社に電話をし、電気が復旧したことを記者の方に伝えてもらった。取材のやり直しである。
教室も停電の話題で持ちきり。あちこちでお巡りさんが出て交通整理に当たっていたそうだ。
教室が終わるころにはそれまでの荒天が信じられないほどの快晴だった。
大変な一日だったなぁ、としみじみ思っていた時だ。
ラジオから「西尾市の住崎―刈宿間で事故のため渋滞」というアナウンスが。通行止めは矢田小学校と上矢田の間だという。
すぐ近くじゃないか。閉館時間になったので美術館を閉めカミさんとウォーキングがてら様子見に出かけた。
パトカーが道を塞ぐように斜めに止まって、その先には‥、なんと横転したトラックが。
それこそ道に対してほぼ直角に横転していて、全く車が通る隙間は無い。
脇のガードレールがなぎ倒され黄色の陸送車がレッカーの到着を待っている。この渋滞ではここに来るまでも大変だろう。
沿道にいた見物人に聞くと、単独事故でブレーキ痕が無いことからスマホでも捜査してたんじゃないかって言ってた。もしかしてポケモンGOか?
フロントガラスは大破して失われていたからドライバーは無傷ではなかったはずだ。救急車で搬送されたか?
それよりもここは通学路だ。見ると下校の小学生もちらほら歩いている。
子供が巻き添えにならなかったことは幸いだった。
「矢田小南」の交差点ではお巡りさんが迂回を誘導していた。その向こうには長~い渋滞の列がどこまでも続いている。 全く迷惑な話だ。
最近ウォーキングや車の運転中によく見かけるのが対向車のドライバーが携帯を耳に当てている姿、スマホを操作するためにチラホラ下を見るドライバー、かと思えば運転席前のテレビを映るように改造し、観ながら運転するドライバーなど、いずれも法律で禁止された行為だ。
みんな自分は関係ないと思っている。
運転する気構えがこんなに緩んでしまっているのに交通事故が減るわけないわな。
因みにパソコンのデーターであるが、わずかなバッテリーの容量で休止状態になっていた。助かった~。^ ^