館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鹿のステンド 紅葉のガラスカット

こんにちは。

きょうは紅葉のガラスをカットする。

まず、型紙をガラスに写す。よく使うのは黒の油性サインペンだが、サインペンはルーター掛けの時にインクが水で流れてしまうので、途中でどこまで削っていいのか分からなくなる。だから超極細の白油性マーカーを使う。 これならルーターの水にはがされない。

ついでに言わせてもらうと、この極細マーカー、白いペンキを使っているのだが、すぐにペン先が詰まる。30秒も何も書かずに持っていると先が乾いて書けなくなる。3つくらいのメーカーが売り出しているがこれといったペンがない。

どこのメーカーさんでもいいから詰まらないペンを作ってくれ~。

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最初に大枠を切る。ガラスに内部応力が残っているとにゅうを入れただけであらぬ方向に割れることがある。

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幸い素直に切れた。

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次に細かい曲線を切り取っていく。

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ガリガリの切り口をルーターで滑らかに整えていく。

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よしっ! 一つ目はきれいにできた。

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二つ目は大きくくびれた難しいカット。

ちょっと気を抜くと、いや、気を抜かなくたって失敗することはある。 こいつはヒビが入って結局割れてしまった。

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明日、もう一度チャレンジする。

 

そうそう、明日は休館日です。