こんにちは。
右クオーターパネルの全長を伸ばすのはなかなか大変なことだ。
今回はマスタングの特徴であるボデーサイドを流れるプレスラインの出っ張りだ。
クォーターパネルの裏側、ドア寄りのセンターラインに液体離型剤を筆で塗る。
筆塗り、乾燥を3~4回繰り返す。
そこへ曲げた3.2mmの鉄板にエポキシパテのクイックメンダ―をたっぷりと塗って押し当てる。ラインの型取りをするわけだ。
最初は高性能エポキシパテのジーナスを使っていたが余りに高価なのでクイックメンダ―に替えたが問題なく使える。鉄板を当てるのはクイックメンダ―だけだとクランプ力に耐えられないと思ったからだ。
取れた内側の型。
今度は外側の型を採る。外側はドア側にはみ出して型取りする。クォーターパネルを伸ばすときに支えが欲しいからだ。
外側のへこんだ型。前方をプレスラインを延長して削らなくてはならない。
内側の型と外側の型でパネルを挟みしっかりとクランプする。
先を細く削ったたがねでてこの原理を使い、パネルのリップを少しずつ開いていく。
3mmほど折り曲げ線が移動した。
あとは既定の寸法で曲げ直せばよい。