館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鹿のステンドグラス製作 型紙作り (4)

こんにちは。

きょう、ようやく型紙のカットが完了した。慣れて楽しくなってくる頃には終了だ。(笑)

今回のステンドグラスは左の窓と右の窓の柄が連続しているため、二つ同時に作っていくことにする。 そのため二つのステンドが並んで置ける大きさのランバーコア板の作業板を作る。

屋外で電ノコを使ってサブロク板を切る。 うわ! チクショー!雨が降ってきやがった。

でも、今、切らないと作業が続行出来なくなる。しっかたねー。急いでやるっぺ。

 

デザイン原画を作業板の上に2枚、並べて貼る。作業板の上に貼るのは、都合で机を空けなければならないとき、作業板ごと移動できるからだ。たとえば体験コースが入ったらお客様が優先なので机を譲らなければならない。

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切り終えた型紙を原画の上に並べていく。 型紙の切り忘れや紛失が無いか、確認する意味がある。 このとき、下の原画と同じ白い紙だと忘れがあっても気付かないことがある。そのため、わざわざ方眼の青い印刷面を使うんだよ。これなら一目で分かるからね。これが印刷面を型紙に使う一つ目の理由だ。 

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全部並び終えて、型紙が全て揃っていることを確かめる。

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それではいよいよガラスカットに入るとするか。まずは紅葉のガラスから切っていくことにする。紅葉用のガラスの上に、紅葉の型紙を乗せていく。

左右ステンドの両方の型紙を乗せていく。ガラスの柄は不均一なので最もふさわしいと思える部分を使うんだ。だから、実際使用する面積の何倍ものガラスが必要になるんだよ。

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次はいよいよガラスカットにはいる。 カットの仕方を教えるからね。 楽しみにしてて。

 

つづく