こんにちは。
今は川の部分のガラスをカットしているが、今のうちに紅葉の葉の部分に使うガラスを作っておこう。
紅葉用のガラスを買っておいたのだが、正直なところあまり気に入らない。フリット&ストリーマーという、鱗のような薄いガラスをちりばめたきらびやかなガラスなのだがフリット(鱗状ガラス)の密度が足らないのだ。
これでも一番密度の高いガラスを選んで買ってきたのだが・・・。
前回の鹿のステンドグラスはこのまま使ったが、今回はもっと賑やかな紅葉にしてみたくなった。
このガラスの上にコンフィティーガラスという鱗片状の薄いガラスをふりかけて窯焼きしてみようというのだ。
釜に入れる棚板に直接ガラスを置くと焼いたときにガラスが棚板に溶けて貼り付いてしまう。だから通常、このような離型紙を棚板の上に敷く。
その上に焼成しようというガラスを置く。
(Before)
今回お足しするオレンジのコンフィティーガラス。これを細かく割って敷き詰めるのだ。
賑やかな紅葉にしようと思うと、結構な量のガラスが要る。
(After)
もう一枚のガラスもお足ししよう。前回の鹿のステンドに使った残りだ。
(Before)
こちらのガラスはちょっと趣を変えて赤のコンフィティーを使う。ボトルにはレッドと書いてあるものの、どちらかと言えば茶色に近い。
これをメインにオレンジ、イエローも少し足す。
(After)
かなり賑やかになった。 なんだかお好み焼きみたいだ。
これを釜に入れる。一段目釜入れ。
キルンポストを高めに積んで2段目を釜入れする。
今回は2段焼成をする。本当は1段づつの方が良いに決まっている。なぜなら二段にすると釜の中の温度にムラができるため上の段と下の段の焼き加減が違ってくるのだ。
キルンポストの高さを調整して上の段と下の段の空間バランスを調整するのに経験が必要だ。なるべく上下の温度差を少なくするのだ。
釜の右側面には中の様子を見る小さな覗き窓がある。そこからなるべく上下、どちらの段も見えるように棚板は左に寄せてある。
これで準備完了! 火入れは明日朝にしよう。^ ^)/