館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

切子大皿の照明

こんにちは。

 

当館二階にある直径40センチほどの切子大皿。

これは僕の作品ではなく、片岡利英さんという切子職人先生の作品です。

つまり借り物です。

片岡先生はご高齢のため、製作活動をお辞めになり、その作品の一つを当館で飾ってもらえないかと持ってこられた。

僕はご本人にお会いしたことは無いのだけれど、娘さんが持ってこられたのでした。

かれこれ20年以上も前のことです。

片岡先生、まだお元気なのでしょうか?

 

私としたことが、ご家族のお名前も連絡先もお伺いせず、大失態です。

連絡の取りようがありません。

 

僕は先生の作品をできるだけ美しく見せられるようにと、専用の展示ケースを作り、蛍光灯で照明をしていました。

その照明がいつの間にか暗くなっていることに気づきました。

蛍光灯が切れかけていたのです。

この際、LEDの照明に切り替えます。

 

新たにフルカラーテープLEDを展示ケースの裏側に貼りました。

展示ケースが鏡を使った台になっているため、LEDが見えてしまいますが、それがかえってキラキラと輝いて美しいのです。

 

照明は七色に色を変え、見ていて切子の美しさが際立ちます。

 

こうしてみると改めて精緻な技術に驚かされます。

 

先生のご家族様がこのブログをご覧になったらぜひご連絡ください。