こんにちは。
フロアパンはこんな形で売られている。これをアメリカから輸入する。
初めの頃の作業写真は撮ってないが、このフロアパンを僕の実車に当てがって、溶接しやすい形に切り取った。このまま丸ごと使うわけではないのだ。
フロアパンを交換する動画は複数あって、僕はその全てを参考に見た上で作業に入った。
製品は黒い塗装がされているが、これは錆止めのための仮塗装と書いてあるので、この仮塗装をディスクサンダーで落とす。
フロアパンの周囲に沢山明いている穴はプラグ溶接用の穴で、僕が明けたものだ。
裸になった鉄板の表面にPOR-15の「メタルレディー」を吹き付ける。
鉄板の表面を亜鉛リン酸塩被膜処理して錆止め効果と塗料の密着効果を高める働きがあるという。 良いと言われることは全てやるマニアの心理で、もちろん僕もやる。
ただし、その効果のほどは、のちのち実験をするが、はっきり効果有りといえるほどでもなかった。条件により良いときとそうでもないときがあるのだ。
正直なところ今でもよく分からない。
それはさておき、作業を進めよう。
液を乾かないように時々吹き付けながら30分程度鉄板と反応させる。付きっきり作業になる。
取説には処理後水洗いせよとあるが、水洗いできないときは丁寧に水ぶきと乾拭きを2~3回繰り返す。
乾くとこんな感じで鉄板の光沢がくすんでグレーになる。触るとざらざらしていて、塗料の密着が良くなる根拠らしい。部分的に茶色っぽくなって錆びたんじゃないかと思わせるが、違うようだ。
(フロント側)
(リヤ側)
これを塗装しておく。メタルレディーに錆止め効果があると言ってもごく一時的なもので、生鉄板よりはまし、と言う程度。梅雨時などはじきに錆びてくる。早めの塗装をする。
溶接に塗装膜は邪魔なので、あらかじめ溶接部はマスキングして塗料が付かないようにしておく。
初めに「必殺!錆封じ」を2回スプレー、その後黒の2液ウレタン塗装を3~4回吹き付ける。
これで溶接準備が整った。