館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 ロッカーパネルエンドの再塗装

こんにちは。

 

ロッカーパネルエンドキャップの溶接が完了したので塗装を行う。

まず、僕の定番の「必殺錆封じ」を薄く塗装。新品の鉄板にはいきなりプラサフ、亜鉛鋼板にはミッチャクロンを使ったりするが、塗装を剥がしたオリジナルの鉄板面には目に見えない錆のピンホールがある可能性があるので僕は「必殺錆封じ」を塗る。

今回はエポキシ系のプラサフDP40を塗布した。

エポキシ系プラサフは「必殺錆封じ」に含まれるイソシアネートと反応して気泡ができるので錆封じをしっかり乾燥させてからでないと塗布できない。

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今回は乾燥機を使わずに自然乾燥させた。

 

塗装のプロに聞いたところ、塗装後加熱処理しないと硬化しない塗料を除いて、原則自然乾燥が一番いいのだそうだ。

塗装屋さんは早く仕上げたいので乾燥機を使って強制乾燥させるが、表面は固まるものの、芯はまだ柔らかく、完全に固まるのには一月ほどかかるのだとか。

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鉄板の溶接合わせ面から湿気が入らないようシーラーを塗る。

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プラサフが乾燥したところで軽くペーパー掛けをし、マスタングのオリジナル色であるウインブルドンホワイトを上塗りする。

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溶接で焼けたキャップの裏側を長~いノズルの先にLED照明を点けて上塗り塗料を吹き付ける。

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ノズルに超小型カメラを付けて中を見ながら塗装した。

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錆びは絶対に許さない。