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館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

除夜の鐘は・・・

こんにちは。

 

きょうは大晦日。(ブログを書いている時点では明けていますが(^^ゞ) 一日中、ず~っと大掃除。

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教室の掃除と模様替えでもう、二日がかり。それでもとても今日中には終わりそうにない。倉庫なんてなんにも手つかずだ。

僕の大晦日はまだ2、3日続きそうだ。

 

それでも息子は朝から美術館の床掃除。娘も新居の引っ越し準備の合間に手伝ってくれた。 靴の擦れたあとがなかなか取れずに苦戦しているのだ。

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そのころカミさんは年越しのご馳走の準備をしている。年越しそばにカニしゃぶ、その後うどんを食べるのだ。

家族みんなが同じ方向を見て力を合わせている。これは僕が子供のころから望んでいた幸せな家庭だ。

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紅白を見ながら食事を終えると順番にお風呂。うちでは娘が1番、息子が2番目。 全員が入り終わるのに2時間かかる。待ち時間の間にまた掃除の続きをする。

 

そういえば毎年聞こえてくる隣町の除夜の鐘が聞こえてこない。うちから300mほど離れた桂岩寺(けいがんじ)の鐘だ。

 

このところ除夜の鐘がうるさいからと苦情があって鐘つきを中止するお寺が増えてるんだと。

ちょっと心配になって息子と桂岩寺を見に行くことにした。

 

境内は静まり返っていた。

 

「桂岩寺もか‥。」

鐘楼は暗く人影もない。

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寂しい思いで暗い鐘を写真に収めた。

折角来たんだからお参りしていこう。息子に用意したお賽銭を渡して本堂のお参りをする。

帰ろうと出口に向かって歩いているとお庫裡さんから人影が出てきた。ご住職だった。

僕が「除夜の鐘は撞いたんですか?」と聞くと、「ええ、もう終わりました。」とご住職。時間は1時半をちょっとすぎたくらい。

「騒音と言われて中止するお寺もあるようですが。」と続けて聞くと、

「そうですね。でもうちはいつも通り撞きましたよ。」

「よかった!」僕は嬉しかった。きっと掃除に夢中で気付かなかったのだろう。

息子も幼い頃、おじいさんに抱っこされてこの鐘を撞いた。

ご住職からおさがりのミカンを頂いて帰った。

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除夜の鐘は人間が持つという108つの煩悩を払う宗教上の伝統儀式だ。この音を聞きながら無事に一年を過ごせたことに感謝するのだ。

 

何も一晩中鐘を撞きまくるわけではないのだ。これをうるさいとはねぇ。

 

昨今では子供の声がうるさいから保育園の誘致に反対だとか、盆踊りの曲をうるさいからとイヤホンで流したり、年に一度の、しかも1~2時間の除夜の鐘がうるさいからやめろだとか、日本人はどうしちゃったんだろう。

 

我慢強く、寛容だと言われた日本人はいつの間にかゆとりのない自己中心の人間になってしまったのだろうか。

 

寂しいねぇ。