こんにちは。
うちの美術館では照明のLED化を少しずつではあるが進めている。
作品の一つに「アクア」がある。これは合わせ鏡と透明パイプを使って地下から湧き出てくる泉を表現したものだ。
合わせ鏡を使って井戸がどこまでも続いて見える。この井戸の壁を照明しているのは豆電球だ。
これを作った2000年当時は、白いLEDはまだ出たてで、砲弾型の白LEDが1個250円ほどもしていた。あまりに高価でとても作品全部の照明には使えなかったのだ。
ところが蛍光灯ほどではないにしろ、豆電球はよく切れる。色も文字通り電球色なのでもっと青味がかった白のLEDに交換することにした。その方が水のイメージに合う。
LEDはこの18年ですさまじい進歩を遂げている。どんどん小さく、どんどん明るく、どんどん安価になっている。
テープLEDを使えば簡単なのだけれど、テープLEDでは明るすぎた。
チップLEDを使うことにする。
これを40~50個つなげて豆電球と置き換える。
来週には交換したいところだ。