館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

年に一度のワックスがけ

こんにちは。

きょうも風が強かったなぁ・・。空気も冷たかったので外のガラス拭きはやめて、年に一度のワックスがけ準備をすることにした。

ひとくちにワックスがけといっても、うちの場合は大変なんだ。

展示物がフロアにたくさん設置してあるので、それらを撤去した上で専用洗剤で床の古いワックス剥がし、そして水洗い、乾燥してからワックスがけ。さらに乾燥させて展示物を元通り設置し直すという手順なんだ。

これが実に大変な作業で、実を言うと訳あって去年も一昨年もやめちゃったんだ。だから3年ぶり。モップがけは毎週やってたけどね。

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暗いと作業がやりにくいので、まず照明を沢山つける。普段の展示室は暗くしてあるからね。隅っこの方にも蛍光灯を幾つか設置する。

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ガラスケースの中から展示物を出し、ガラスの内外を磨く。外は時々拭いているけど、内側は作品が入っているから普段はなかなか拭けない。こういうときに半湿りのタオルで丁寧に磨く。ガラスは放っておくと曇ってくるからね。

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ショーケースは上下2ピースで出来ているからまず、上のガラスケースを外す。

下の台は地震の横揺れを吸収する免震構造になっている。地震の揺れで展示台がどこかへ行ってしまわないように、スプリングで床に拘束されているから、その拘束を外し、展示台を撤去する。この免震展示台、僕の設計なんだ。大きな地震がまだ無いおかげで効果のほどは分からないけど。

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ようやく床だけになり、準備完了。あすは朝からワックス剥離剤でポリッシュする。

これらを女房と二人でこなすので2階フロア全部完了するのに3日はかかるね。だから年末のまとまった休みでないとできないのよ。

あ~大変!!