館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

GUNミュージアム ガラス拭き

こんにちは。

 

きょうは雨の日曜日ということもあり、大勢の体験、観覧客で賑わった。お陰で僕もカミさんも接客、指導に大わらわで昼食も満足に摂れないほど頑張った。

 

こんな日はショーケースは手垢と埃だらけである。

3階のガンミュージアムに行く。

 

ガラスを拭き終わって久しぶりにガンたちをしみじみ見る。

このガンミュージアムのガンは、ガラス美術館を開設するにあたり買い集めたものだ。展示数は200丁ほど。

 

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なぜ、ガラス美術館に鉄砲があるの?とよく聞かれるが、これはガラスに興味のない男性のために開設したものだ。つまり家族サービスに駆り出されたお父さんたちのためだ。

このガンミュージアムも現在製作中のジオラマが完成すれば展示終了となる。

 

今回は展示品のガンを2,3紹介しよう。買い集めた2000年当時は当たり前に買えたものばかりだが、今となってはほとんど入手困難な希少品ばかりである。

 

タニオコバ USPタクティカルユニット

僕がタニオコバで買った最初のモデル。タクティカルユニットをつけたこのモデルはフルオート射撃の出来るもので、最初に試射した時は度肝を抜かれた。

重いうえにスライドが激しく連続ブローバックするショックは豪快そのものだった。

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亜鉛ダイキャスト製のタクティカルユニット。重量感は相当なもので、こんなガンは二度と表れないだろう。

このガンは僕がスライドをFeスーパーで塗装、その後サイドをボッシュしてブルーイングしたものだ。リアル感満点だろ。

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コクサイといえばリボルバーだが、こちらはグリーンガス(CO2)を使ったガスガン。

S&W M29 4インチモデルだ。鉄色の「アイアンブライト」スプレーを塗って磨いてある。(上)

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同じくM29の6インチ。こちらはFeスプレーを塗ってポリッシュ、ブルーイングしてある。Feは仕上げが難しく、なかなかきれいに仕上がらない。

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希少なコクサイのガスピストル。ブローバックはしないが仕上げの美しさはピカイチである。

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つや消しシルバーとヘアラインシルバーの美しい仕上げ。手作業で仕上げているのだろう。

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今思えば、当時のエアガン、モデルガン業界は活気にあふれていて、実に華やかで楽しいものであった。

 

今は昔である。