館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ネジって折れるんだ

こんにちは。

 

入り口看板満空表示灯の取り付け部を仮組み立てしていた時のこと。

ネジをねじ込んでいた時、ネジが急に重たくなった。

ちょっとムリにねじ込んだらガチガチに固まって前にも後にも全く回らなくなってしまった。

タップを立てたときにはテストネジはちゃんと入ったのでこのネジに問題ありだ。

仕方なく抜くことに。

ところが全く動かない。というわけでインパクトドライバーでネジを戻す。

 

ネジが折れた!

ネジが折れるときはたいてい頭だ。

 

さぁ、大変だ。どうやって抜く?

ネジ抜き用のプライヤーやペンチで逆に回す。-どちらもやったがびくともしない。

残された道は二つ。 一つはねじの中心にドリルで穴を明けてねじを崩す。

だけどただでさえ硬いネジの中心に正確に穴を明けるのは難しい。

 

もう一つは残ったネジに取っ手を溶接して回す。

僕は溶接を選んだ。

幸いうちにはTIG溶接機がある。これでステンの小さいフラットバーを2枚重ねたものをネジに溶接。

 

少しは動くがまだ固い。無理に回せば溶接部から折れるかもしれない。

潤滑油のCRC5-56を吹き付け、さらにネジの方を氷で冷やしてやる。

ネジを冷やして収縮させ、少しでも径を小さくするためだ。

 

少し軽くなり、慎重に回す。 抜けた!

 

念のために雌ネジにもう一度タップを通す。

 

今度は全部手で入る。

 

満空表示灯の取り付け部を組み立て。

 

折れたネジと頭。どうやらネジの先端から10ミリくらいのところに不具合があったみたいだ。

 

抜けてやれやれだが、半日無駄にした。