館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ステアリングホイール・レストレーション2 蘇ったハンドル

こんにちは。

 

話はうんと飛ぶが、注文していたステアリングホイールが届いた。

実に半年もかかったのだ。もしかして騙されて送ったオリジナルのステアリングホイールとレストア代金を盗られてしまったのではないかと心配したものだ。

レストア代金は送料含めて760ドル。今日の為替で取引手数料を入れるとざっと9万円ほどになるだろう。

高いか安いかはその人の価値観、思い入れによる。

 

仕上げは・・、見事なものだ。おそらくオリジナルの新品以上の仕上がりだろう。

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センターのマスタングシンボル、ランニングホース。新品だ。

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ステアリングのリム。光沢仕上げの木目が美しい。素人のなせる業ではない。シルバーのリボンもきれいだ。

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テカテカではないしっとりした光沢のブローパッド。レザーの感じが新品をほうふつとさせる。

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レストア前のホーンスイッチはカチカチになって機能しなかったが、新品は柔らかいゴムの感触。

マスタングのホーン(クラクション)スイッチはリムの内側全周にベルト状に取り付けられていて、どこを押してもスイッチが入る仕組みだ。

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裏面の仕上げ。3本スポークにビニルレザー仕上げのバッドが取り付けられる。

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現代車には無い山形のグリップ。現代車の太いリムと違って当時のものは細くてスタイリッシュだ。この感じがたまらない。

当時の日本車にはパワーステアリングがごく一部の高級車しかなく、低速の時はセリカなどハンドルを逆手で掴んで力いっぱい回さなくてはならなかったが、アメ車にはパワステが付いていて、順手で軽々とハンドルを回すカーチェイス映画に憧れを持った。

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高級感満点のハンドルだ。

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このハンドルを握って海沿いの緩やかなカーブの道をゆっくりドライブする。

それが僕の夢なんだ。