館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

一日遅れのホワイトデー

こんにちは。

 

昨日は歯医者へ行った帰りに西尾のショッピングセンターでケーキとチョコレートを買った。

カミさんにバレンタインデーのお返しだ。

 

歳を追うごとに義理チョコも無くなり、今ではカミさんだけがくれるのみだ。

まあ、チョコレートなんてもらえばお返しが面倒なので、もらえなくても一向に構わない。

 

昨日の14日にはカミさんに、

「クッキー買ってないよ。出かける用事が無かったから。ゴメンね~。」

と言うと、

「気持ちはあったわけね(笑)」とカミさん。

 

そうは言ったものの、なんとなく気が引けて、歯医者の帰りに買ったわけだ。

買ったのは一つ500円もするショートケーキ二つと、ホワイトデー用のチョコレート二つ。チョコレートはホワイトデーを過ぎているので半額だった。♪

 

予想に反してカミさんは大喜びで、早速ケーキを食べたので写真を撮る暇もなかった。

チョコレートは2個ずつね。

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こっちはウイスキーボンボン。けっこうアルコールは強めだった。

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日ごろカミさんには、

「少しは痩せなさいよ。」

と言っているくせにこんなものを買ってくるとは。

 

神よ、我の過ちを許したまえ。

金太郎と鯉のぼり

こんにちは。

 

Y小学校の卒業記念品とN邸向けのステンドグラスの納品が終わってちょっと一息。

カミさんは教室の教材用にとステンドグラスの「金太郎と鯉のぼり」を作っている。

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ひもをかけて壁や窓に吊るして飾る。全部で三つ作ってそのうち二つは二人いる甥っ子のそれぞれの子供に上げるつもりだ。

難しいのは鯉の目のカット。

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これは完成品の例だ。

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うちらしいお祝いだと思うんだ。^ ^

1971 マスタングマッハ1 右クォーターパネル16 テールの修正2

こんにちは。

 

下地に染めQの必殺錆封じを塗り、半乾きになったところで同じく染めQのアルミパテを塗る。

パテ塗り1回目。このとき、リヤバランス(黒のスカート)を取り付けた状態で盛り付ける。リヤバランスとカーブを合わせるためである。この時リヤバランス側にはパラフィン(ろうそく)を塗っておかないとパテが取れなくなるので注意が必要だ。

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パテ塗り2回目。前回作った特製へらでパテを均す。 アルミパテは繊維が入っていてヘラで撫でると糸を引きやすく、綺麗に塗りにくい。一方、繊維があるために割れやクラックが入りにくいそうだ。密着も良い。

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盛りすぎたところはサンド掛けよりもカッターでそぎ落とす。

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リヤバランスとの合わせ目の隙間にはみ出したごっついパテ。

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ノミでそぎ落とす。

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仕上げはホルツの厚塗りパテで形を整える。

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これをサンディングで綺麗に磨けば完了だ。

1971 マスタングマッハ1 右クォーターパネル15 テールの修正1

こんにちは。

 

レプロのパネルはオリジナルと似て非なるものである。

クォーターパネル最後部の下の形状はリヤバランス(バンパー下のスカート部分)との取り合いで、ぴったり合っていないと不細工だ。

ところがここの形状はオリジナルとはかなり違う。ライン取り器で形状を拾う。

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それをレプロに当ててみると‥、ちょっと違う。プレスのエッジもシャープでない。

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実際にリヤバランス(rear valance)を取り付けてフィットを見る。型紙を作って当ててみる。

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オリジナルだって大して褒められたフィットではないが。

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リヤバランス自体も右と左でこんなにカーブが違う。型紙に隙間ができる。

ま、アメ車なんてこんなもんだ。レプロのクォーターパネルとリヤバランスとの間に7~8ミリの隙間ができる。

かっこわり~。

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パテ塗りの下地として必殺錆封じを塗る。

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幅広のへらを切ってクォーターパネルのカーブに合わせる。

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こんな感じ。

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次はパテ塗りだ。

町内会長

こんにちは。

 

きょうは富山町の29年度役員のプレ役員会があった。それに僕も出席したのだ。

実は29年度から富山町の町内会副会長を頼まれていた。

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この一帯は市街化の区画整理が行われ、富山町はここ10年で急速に戸数人口が増えた。そのため現在は4区に分けられていて、僕は1区の副会長を仰せつかった。

これから2年間副会長を務め、その後2年間会長を務めることになっている。合計で4年間のお務めである。

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富山町では特別な理由が無い限り歳の多い人から順番に役員を務めることになっていて、僕より年上の人が2人居たのだが、どちらも断られてしまったそうだ。

一人は民生委員をすることになっているから兼務は厳しいという理由。これはうなずける。

もう一人は自営で現役だからという理由らしい。

そんなこと言ったらみんな現役だよな。と、旧役員さんたちはこぼしていた。

 

で、僕に白羽の矢が立ったわけだ。

 

カミさんのお父さん、つまり今年亡くなった義父は安城市の和泉町で10年余りにわたって町内会長を献身的に務めた。

そのため、義父は町内の人たちから本当に慕われていた。

そんな義父の働きをカミさんはずっと見てきたので僕に、

「町内の一員である以上、一度はお役に立たせてもらわなきゃ。頼まれた時がチャンスじゃない。美術館の方は私が何とか頑張るからおやんなさいよ。」と言う。

 

てなわけで、気は進まなかったがお受けすることにしたのだ。

 

だけど考えてみれば、なかなか親しくなる機会のない町内の人と触れ合うにはいい機会だ。

 

何事もそうだが、引き受けたからにはいやいやではなく、しっかりやらせてもらおう。

 

と、なんだか前向きな僕である。(笑)

ステンド終了、次の仕事へ・・

こんにちは。

 

第二、第四土曜は午前と夜の教室があり、ひと月のうちで一番ハードな日だ。

午前の教室では74歳のITさんが小さめのパネルを完成。記念に撮影させてもらった。

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絵というものは額によってかなり雰囲気が変わるものだが、アンバーがかったシルバーグレーのメタリック仕上げが落ち着きとモダンさを醸していい雰囲気だ。

上品なITさんだが顔出しはヤだということで後姿をご披露する。

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教室の合間にN様向けのステンドグラス4枚目の最終仕上げをした。ポリワックスという仕上げ剤でハンダ部分の光沢を出すのだ。黒いラインがくっきりと引き立つ。

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納品は建具屋さんの都合で来週火曜と決まった。

 

続いて休む間もなく次の仕事に取り掛かる。

有り難いことに今年も地元のアイシン エー・アイ様から表彰の記念品をご注文いただいた。 只今パソコンでデータ作成中。

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注文数量が多いのでカットはマシンで行うが、彫りは手彫りだ。 PCの画面では大きな絵だが、実際の彫りは5~6センチ角の微細なものになる。

ディスプレイの下のガラスはおととしの彫刻試作だ。

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微細な彫刻だけに、一個彫りあげるのに丸一日はかかる。

その後濃淡をつけるので、当分神経の張り詰めた日が続く。

1971 マスタングマッハ1 左クォーターパネル2 型取り

こんにちは。

 

レストアをするうえで最も気を付けなければならないのがオリジナルの寸法やラインを失うことだ。

僕はパネルを分解したり切断するときは可能な限り寸法やラインをスケッチすることにしている。

なぜならレプロはオリジナル通りの形にはできていないからだ。

正しい寸法に調整しないで修復していくと、組み付かなかったり、組み付いたとしても寸法が合わなかったりスタイルが不自然になってしまうことになりかねない。

 

それでも構わないという人はどんどんおやりになればいいが、僕はイヤだ。できるだけオリジナル通りに修復したいのだ。

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大事だと思われる部位のボデーラインを正確に写し取る。

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実はこれがことのほか手間のかかる作業だった。

写し取るのはホームセンターで昔見つけたこんな道具。沢山のステンレス線が並んでいてボデーに押し当ててかたどる。それをボール紙に写し、カットしたものを再びボデーに当てて隙間を記録、最終的にピッタリの型紙を作るのだ。

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写し取るラインが長いので、何度も道具を押し当ててラインをつなげていく。

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1枚の型紙を作るのに1週間ほどかかったと思う。

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全部の型紙を作るのに一月ほどかかったのではなかろうか。

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最終的には9枚もの型紙を作った。

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この型紙、売れるかしら。(笑)